ニューエラのキャップをコーディネートに取り入れたいけれど、サイズ選びで迷っていませんか。ストリートファッションの象徴でありながら、きれいめなスタイルにも合わせやすい多様性から、ニューエラがなぜ女性に人気なのかは一目瞭然です。しかし、いざ選ぶ段階になると、まずはレディース帽子サイズの平均を知ろうと考えたり、女子のニューエラは平均何インチ?と具体的な疑問が浮かんだりしますよね。
正しいニューエラサイズ選びはサイズ表で確認するのが基本ですが、最近のトレンドは大きめにかぶるスタイル?という点も気になるところです。レディースに人気のニューエラキャップには様々なモデルがあり、特に定番モデル9FORTYのサイズ感とはどのようなものか、あるいはアジャスター機能がない、難しい?59FIFTYのサイズ選びのコツはどうすれば良いのか、知りたい情報が多いことでしょう。
さらに、女性向け帽子のサイズ表をチェックしても、購入後にサイズが大きい・小さい場合の調整法も事前に知っておくと安心です。この記事では、そのようなお悩みを一つひとつ解消し、失敗や後悔のない、あなたに本当に合うニューエラのサイズ選び方【女性版】を、基本から応用まで徹底的に解説していきます。
【この記事で分かること】
- 女性の頭のサイズの正しい測り方と平均値
- ニューエラのサイズ表の見方と人気モデルの特徴
- 失敗しないためのサイズ選びのポイントと調整方法
- おしゃれに見せるためのかぶり方のコツ
女性のためのニューエラサイズ選び方【基本編】
- ニューエラがなぜ女性に人気なのか
- まずはレディース帽子サイズの平均を知ろう
- 女子のニューエラは平均何インチ?
- ニューエラのサイズ選びはサイズ表で確認
- トレンドは大きめにかぶるスタイル?
ニューエラがなぜ女性に人気なのか
ニューエラのキャップが、性別を問わず、特にファッションに敏感な女性たちの間でこれほどまでに支持されている背景には、単なる帽子の機能性を超えた、いくつかの明確な理由が存在します。
ファッションアイテムとしての圧倒的な汎用性
最大の魅力は、その卓越したデザイン性と、驚くほど広いコーディネートへの対応力にあります。元々はメジャーリーグベースボール唯一の公式選手用キャップサプライヤーとしての歴史を持ちますが、ヒップホップカルチャーやストリートファッションのアイコンとして定着した後、今ではジャンルレスなファッションアイテムとしての地位を確立しました。例えば、カジュアルなTシャツとデニムの組み合わせはもちろんのこと、フェミニンなロングワンピースや、端正なジャケットスタイルの「外し」アイテムとして取り入れるだけで、一気にこなれた雰囲気を演出できます。この絶妙なバランス感が、多くの女性を魅了しているのです。
計算され尽くした美しいシルエット
ニューエラのキャップは、長年の経験と技術に基づき、被る人の頭の形をきれいに見せるよう、非常に計算された設計がなされています。特に「59FIFTY」に代表されるフィッテドキャップは、頭部に沿うようにフィットし、全体のシルエットを美しく整える効果が期待できます。帽子一つでコーディネート全体の完成度を高めてくれる、まさに「主役級」の小物と言えるでしょう。
多様なコラボレーションと限定感
ニューエラは、様々なブランドやアーティストとのコラボレーションを積極的に展開していることでも知られています。例えば、現代アーティストの村上隆氏や、ファッションブランドのN21(ヌメロヴェントゥーノ)とのコラボアイテムは、発売されるたびに大きな話題となります。これらの限定モデルは、他にはない独自のデザイン性や希少性から、コレクション欲を刺激し、自分だけの特別なアイテムを求める女性たちの心を掴んでいます。
豊富なカラーとデザインの選択肢
定番のブラックやネイビーはもちろん、近年ではベージュ、アイボリー、くすみピンクといった、女性の肌に馴染みやすい「淡色」のカラーバリエーションが非常に豊富です。こうした柔らかな色合いのキャップは、ストリート感が和らぎ、きれいめなファッションにも自然に溶け込むため、キャップ初心者でも取り入れやすいと好評です。ロゴのデザインも、チームロゴの大小や刺繍の色、配置など、無数の選択肢があり、自分のスタイルや好みにぴったり合う一つを「探す楽しみ」があることも、人気が継続する大きな理由と考えられます。
まずはレディース帽子サイズの平均を知ろう
自分にぴったりのニューエラキャップ探しの旅は、まず「自分を知る」ことから始まります。その第一歩として、一般的な女性の帽子のサイズを把握しておくと、後のサイズ選びが格段にスムーズになります。
もちろん、頭の形や大きさは千差万別で、個人差が非常に大きい部分です。そのため、あくまで参考値ではありますが、一般的な日本人女性の頭周りの平均サイズは、約54cmから55cmの間であるとされています。この数値を一つの基準として知っておくことで、ショップで様々なサイズのキャップを前にした際に、「これは平均より大きい」「これは小さめかもしれない」といった大まかな判断を下すための、有益なものさしになります。
なぜ平均値だけでは不十分なのか
しかし、この平均値は万能ではありません。フィット感に影響を与える要因は、頭周りの長さ以外にも複数存在します。
- 頭の形: 横幅が広い「ハチ張り」タイプの方や、後頭部が平らな「絶壁」タイプの方では、同じ頭周りの長さでもフィット感が異なります。
- 髪の量と髪型: 髪の量が多い方、ロングヘアの方、パーマをかけている方などは、そのボリュームの分だけ、より大きいサイズが必要になる傾向があります。ショートヘアの時とロングヘアの時では、最適なサイズが変わることも珍しくありません。
洋服を選ぶ際に、S,M,Lといったサイズ表記だけでなく、実際に試着して肩幅や着丈を確認するのと同じように、帽子も平均値だけを鵜呑みにせず、ご自身の正確なサイズを計測することが、失敗しないための最も確実な方法です。平均サイズは、あくまで広大なサイズ展開の中から、自分が注目すべき範囲を絞り込むためのスタートラインと捉えましょう。
女子のニューエラは平均何インチ?
一般的な日本人女性の頭周りの平均が54cm~55cmであることが分かりましたが、ニューエラキャップ、特にブランドの象徴である「59FIFTY」のサイズは、日本で馴染みのあるセンチメートル(cm)ではなく、インチ(inch)で表記されています。このインチ表記は、アメリカのブランドであるニューエラが、本国アメリカの単位系を基準にしているためです。
それでは、女性の平均サイズはインチに換算すると、どのくらいになるのでしょうか。ニューエラの公式サイズチャートを参照すると、以下のようになります。
- 6 7/8インチ = 54.9cm
- 7インチ = 55.8cm
この数値から、54cm~55cmの平均的な頭周りの女性の場合、おおよそ「6 7/8インチ」から「7インチ」あたりが適合サイズの目安になると考えられます。
具体的なサイズの考え方
例えば、ご自身の頭周りの実測値が55.0cmだったとします。髪がショートヘアでボリュームが少ない方なら「7インチ(55.8cm)」で少しゆったりとしたフィット感になるかもしれません。一方で、同じ55.0cmでも、ロングヘアで髪の量が多い方であれば、髪のボリュームを考慮してワンサイズ上の「7 1/8インチ(56.8cm)」を選んだ方が、圧迫感なく快適に被れる可能性があります。
このように、インチ表記に慣れないうちは少し戸惑うかもしれませんが、「自分の計測値(cm)」と「サイズ表のcm」を見比べ、さらに髪型などの個人的な要因を加味して判断することが大切です。特に、後ほど詳しく解説するサイズ調整機能のない「59FIFTY」モデルを選ぶ際には、このインチサイズへの理解が、満足のいく買い物に直結します。
ニューエラのサイズ選びはサイズ表で確認
自分の頭周りの正確な数値を把握したら、次はいよいよ、ニューエラの公式サイズ表と照らし合わせ、運命のサイズを特定するステップです。特に、約1cm刻みという非常に細かいサイズ展開がされている「59FIFTY」モデルを選ぶ際には、この作業が最も重要な工程となります。
正しい頭周りの計測方法
サイズ表を見る前に、まずは正確な計測ができているかを確認しましょう。適当に測ってしまうと、全ての判断が狂ってしまいます。
- 準備するもの: 計測には、身体にフィットしやすい布製のメジャー(巻き尺)が理想的です。もしメジャーがない場合は、伸縮性のない紐やリボンなどで代用し、測った後に定規でその長さを確認する方法でも問題ありません。
- 測る位置: 被りたいスタイルによって測る位置が異なりますが、最も基本となるのは「水平かぶり」の位置です。鏡を見ながら、メジャー(または紐)をおでこの中央と、後頭部の一番出っ張っている部分を通るように、地面と水平になるように巻きます。
- 注意点: 一人で測る場合は、メジャーが浮いたり斜めになったりしていないか、鏡で横からも確認しましょう。また、メジャーを巻く際に、力を入れて締めすぎたり、逆に緩すぎたりしても正確な数値は得られません。頭に軽くフィットする程度の力加減で計測するのがコツです。
サイズ表の活用法
正確な実測値が出たら、いよいよサイズ表の出番です。サイズ選びの黄金律は、**「自分の頭周りの実測値に、5mmから1cm程度のゆとり分をプラスする」**ことです。圧迫感をなくし、長時間の着用でも快適に過ごすための「あそび」を作るためです。
例えば、実測値が57.0cmだった場合、1cmプラスした58.0cmを基準にサイズ表を探します。
この場合、57.7cmの「7 1/4」がジャストに近いですが、1cmのゆとりを考慮すると、58.7cmの「7 3/8」がよりリラックスしたフィット感を得られる候補となります。このように、サイズ表を機械的に見るのではなく、「ゆとり」という要素を加えて判断することが、快適なキャップライフへの最短ルートです。
トレンドは大きめにかぶるスタイル?
ニューエラキャップのサイズを選ぶ上で、ご自身の頭のサイズを正確に知ることと同じくらい大切なのが、「自分がそのキャップをどのように被りたいか」というスタイルのイメージを具体的に持つことです。なぜなら、目指す被り方によって、推奨されるサイズ感や、そもそも計測すべき頭周りの位置が変わってくるからです。
深めかぶりでクールな大人スタイル
キャップのツバをまっすぐ前に向け、水平に、そしてしっかりと目深に被るスタイルは、最もオーソドックスでありながら、落ち着いた大人カジュアルな印象を与えます。顔周りがすっきりと見え、知的な雰囲気を醸し出せるのが特徴です。特に、前髪を作っていないワンレングスのようなヘアスタイルの方がこの被り方をすると、おでこが過度に強調されず、非常にバランス良くまとまります。シンプルなカットソーとジーンズに、大ぶりのイヤリングを合わせ、キャップを深く被るだけで、洗練された都会的な女性像を演出できます。この王道のスタイルを目指す場合は、前述の通り、「おでこの中央と後頭部の突起部」を結んだラインで計測したサイズを基準に選びましょう。
浅めかぶりでこなれ感を演出
一方で、現在のファッショントレンドを意識するならば、少し額を見せるように、やや後ろにずらして浅めに被るスタイルが断然おすすめです。しっかり被るよりも活動的で、こなれた雰囲気が生まれます。帽子から無造作に見えるヘアスタイルをアピールすることもでき、特にパーマヘアやロングヘアの方とは相性抜群です。ストリート系ファッションや、よりカジュアルなコーディネートで決めたいときに最適です。この被り方をする場合、計測位置は「頭頂部と目線の中間よりやや下と、耳の付け根の1cm程度上」を結んだラインが目安となり、深めにかぶる場合よりも通常1cm前後大きい数値になります。そのため、浅めかぶりをメインに考えている方は、その計測値に合った、やや大きめのサイズを選ぶ必要があります。
補足:ツバのシールはどうする?
ニューエラキャップの象徴でもあるツバのステッカー。これを剥がすか残すかは、目指すスタイルによって意見が分かれるポイントです。ストリートカルチャーの中では、本物であることの証明としてシールを残したまま被るのが主流です。しかし、きれいめなコーディネートに合わせたい場合や、よりすっきりとした印象に見せたい大人の女性は、タグと同じ感覚で剥がす方がベターです。シールはあくまで個人の好みの問題であり、正解はありません。ご自身のファッションスタイルに合わせて判断しましょう。
モデル別!女性向けニューエラのサイズの選び方【応用編】
- レディースに人気のニューエラキャップは?
- 定番モデル9FORTYのサイズ感とは
- 難しい?59FIFTYのサイズ選びのコツ
- 女性向け帽子のサイズ表をチェック
- サイズが大きい・小さい場合の調整法
- 自分に合うニューエラのサイズ選び方【女性版】
レディースに人気のニューエラキャップは?
ニューエラには驚くほど多くのモデルが存在しますが、その中でも特に女性からの人気が高く、日常のコーディネートに取り入れやすい代表的なモデルをご紹介します。それぞれの特徴を知ることで、ご自身の理想に最も近いキャップを見つけ出すことができます。
9FORTY(ナインフォーティー)
現在、女性人気No.1と言っても過言ではないのがこのモデルです。フロントパネルに特殊な芯が入っており、しっかりとした立体的な形状を保ちます。他のモデルに比べてやや深めの被り心地で、顔周りをすっきりと見せ、レディライクな印象を与えやすいことから絶大な支持を得ています。後部にはサイズ調整可能なアジャスターが付いているため、初心者でも安心して選べます。きれいめからカジュアルまで、どんなスタイルにもマッチする万能さが魅力です。
9THIRTY(ナインサーティー)
「9FORTY」をベースにしつつ、フロントパネルの芯をなくし、より柔らかい素材で仕上げたモデルです。芯がないため頭の形に自然に馴染み、リラックスした「抜け感」のあるスタイルを演出します。カジュアルでスポーティーな印象が強く、気負わずに被れるため、キャップを被り慣れていない方にもおすすめです。こちらもアジャスター付きでサイズ調整が可能です。
9TWENTY(ナイントゥエンティー)
「9THIRTY」と似た、芯のない柔らかな被り心地が特徴ですが、よりクラシカルで浅めのシルエットを持つモデルです。ウォッシュ加工が施されたコットン生地のものが多く、使い込んだようなヴィンテージライクな風合いが楽しめます。こなれた雰囲気を演出したい、ファッション感度の高い女性に人気です。
39THIRTY(サーティーナインサーティー)
ストレッチ性の高い素材が全体に使われており、アジャスターがない代わりに、生地自体が伸縮して頭にフィットするユニークなモデルです。しっかりとしたフィット感を持ちながらも、締め付け感が少ないのが特徴。スポーティーなデザインが多く、アクティブなシーンでも快適な被り心地を求める方に適しています。サイズはS-M、M-Lといったサイズレンジで展開されています。
定番モデル9FORTYのサイズ感とは
数あるモデルの中でも、女性が最初の一個として選ぶ際に最もおすすめできるのが、定番の「9FORTY」です。その人気の秘密を、サイズ感と機能性の観点からさらに詳しく掘り下げていきましょう。
「9FORTY」の最大の特徴は、フロントパネルに内蔵された特殊な芯にあります。この芯のおかげで、帽子がしっかりとした立体的な形状を保ち、被った時に美しいシルエットを生み出します。この構造が、頭の形をきれいに見せ、気になるハチ張りをカバーしてくれる効果も期待できます。また、クラウン(帽子の深さ)がやや深めに設計されているため、顔とのバランスが非常に取りやすく、小顔に見せる効果があるとも言われています。
そして、サイズ選びにおける最大のメリットは、後部にサイズ調整用の「アジャスター」が標準装備されている点です。アジャスターには、プラスチックのスナップで段階的に調整する「スナップバック」タイプや、布製のベルトで無段階に調整できる「ストラップバック」タイプなどがあります。これにより、一般的に約56.8cmから60.6cmという広い範囲で、自分の頭にジャストフィットさせることが可能です。
この調整機能があるおかげで、オンラインショッピングで試着ができない場合でも、サイズ選びの失敗のリスクを大幅に減らすことができます。また、その日の髪型(髪を結ぶ、おろすなど)に合わせてフィット感を微調整したり、家族やパートナーと兼用したりすることも可能です。デザインの豊富さと、この機能的な安心感が、「9FORTY」が女性に絶大な支持を得ている理由なのです。
難しい?59FIFTYのサイズ選びのコツ
ニューエラの伝統と格式を最も色濃く体現するモデル、それが「59FIFTY」です。世界中のアスリートやアーティストに愛されるこのモデルは、その完成された美しいフォルムで、多くのファッションフリークを魅了してやみません。しかし、その一方で、サイズ選びが最も難しいモデルであることも事実です。
その理由は、後部にサイズ調整機能が一切備わっていない「フィッテド」タイプであるという、その構造にあります。約1cm刻みという非常に細かいサイズ展開は、完璧なフィット感を実現するためですが、裏を返せば、少しのサイズミスも許されないことを意味します。
メリット:究極のフィット感とシルエット
「59FIFTY」を選ぶ最大のメリットは、自分の頭の形に完璧にフィットした時の、まるでオーダーメイドのような究極の一体感と、決して崩れることのない美しいシルエットです。デザイナーが意図した通りのフォルムを、最も忠実に体現できるのがこのモデルであり、ジャストサイズで被った時の佇まいは、他のモデルでは得られない特別なものがあります。この「本物」であることの満足感が、多くの人々を引きつけるのです。
注意点:調整不可のリスク
一方で、最大の注意点は、購入後にサイズが合わなかった場合、調整が一切効かないというリスクです。髪を切ったり伸ばしたり、あるいはその日の体調によるわずかなむくみでさえ、フィット感に影響を与える可能性があります。特に、試着のできないオンラインショップで購入する際は、細心の注意が必要です。過去に同じモデルを購入したことがあるなら、その際の購入履歴を確認するのが確実です。初めて購入する場合は、「自分の計測値+1cm」の法則を厳守し、少し余裕を持たせたサイズ選びを心がけることが、高価なキャップを無駄にしないための最も有効な自衛策と言えるでしょう。
女性向け帽子のサイズ表をチェック
前述の通り、「59FIFTY」はインチ表記、「9FORTY」などの多くはアジャスタブル仕様ですが、ニューエラの世界はキャップだけにとどまりません。特に近年、女性の間で人気が高まっているのが、バケットハットやアドベンチャーハットといった、いわゆる「ハット系」のアイテムです。これらはキャップとはまた異なるサイズ表記が用いられているため、ここで確認しておきましょう。
ハット系のアイテムは、主に以下の3つのサイズレンジで展開されていることが一般的です。
ご覧の通り、こちらは「S/M」というように、ある程度の範囲(レンジ)をカバーするサイズ展開となっています。キャップほど1cm単位での厳密なフィット感を求められることは少ないですが、それでも快適な被り心地のためには、ご自身の頭周りの実測値を知っておくことがやはり重要になります。
例えば、ご自身の頭周りが56cmであれば「S/M」を、58cmであれば「M/L」を選ぶのがセオリーです。モデルによっては素材の伸縮性やクラウンの深さも異なるため、フィット感には多少の違いが生じます。バケットハットのように、ややルーズに被るのが魅力のアイテムもあれば、アドベンチャーハットのように、風で飛ばないようフィットさせたいアイテムもあります。それぞれのハットの特性を理解した上で、サイズを選ぶことが大切です。
サイズが大きい・小さい場合の調整法
どれだけ慎重にサイズを選んだつもりでも、実際に商品が届いて被ってみると「思ったより少し大きいな」あるいは「ちょっときついかも」と感じてしまうことは、残念ながらあり得ます。ここでは、そんな万が一の事態に備えた調整法について、詳しく解説します。
まず、何度もお伝えしている重要な大前提として、サイズ選びで迷った場合は、小さい方ではなく「少し大きめ」のサイズを選ぶことを強く推奨します。なぜなら、これからご紹介する方法で、大きいサイズを小さく調整することは可能ですが、小さいサイズを物理的に大きくすることは、ほぼ不可能だからです。
購入したキャップが大きかった場合に試せる、主な調整方法は2つあります。
① サイズ調整テープ(サイズテープ)
最も手軽で効果的なのが、この「サイズ調整テープ」を使用する方法です。これは、ウレタンなどの素材でできた薄いテープで、帽子の内側にある汗止めの布部分(スウェットバンド)に貼り付けて使用します。テープの厚みの分だけ帽子の内周が物理的に小さくなり、フィット感を高めることができます。帽子の内側一周にぐるりと貼れば約1cmサイズダウンでき、おでこの部分だけ、あるいは後頭部だけといったように部分的に貼ることで、フィット感の細かな微調整も可能です。
② キャップライナー
二つ目の方法は、「キャップライナー」を活用するものです。こちらもスウェットバンドに貼り付けて使用するアイテムですが、本来の目的は汗や皮脂、女性の場合はファンデーションなどの汚れが帽子本体に直接付着するのを防ぐことにあります。しかし、ライナー自体にある程度の厚みがあるため、結果的にサイズを詰める調整の役割も果たしてくれるのです。特にニューエラ公式のキャップライナーは、ブランドロゴが入っており、見た目もスマートです。抗菌・消臭効果が付与されている製品も多く、帽子を清潔に長く愛用したい方にとっては、サイズ調整とメンテナンスを兼ねた一石二鳥の優れたアイテムと言えるでしょう。
これらの便利なアイテムの存在を知っておけば、サイズ選びの不安が少し和らぎ、より安心してニューエラキャップの購入に踏み切れるはずです。
自分に合うニューエラのサイズ選び方【女性版】
- 女性にニューエラが人気の理由はファッションアイテムとしての圧倒的な汎用性
- サイズ選びの第一歩は自分の正しい頭周りを正確に測ることから始まる
- 計測は布製メジャーか、伸縮性のない紐と定規を使って行う
- かぶり方(深めかぶり・浅めかぶり)を決め、それぞれに適した位置で計測する
- 計測した自身の頭周りの数値に、+0.5cmから1cmのゆとりを持たせるのが基本
- 一般的な日本人女性の頭周りの平均は約54cm~55cmが目安
- ニューエラのインチ表記では、女性の平均は「6 7/8」から「7」あたりに相当
- サイズ調整機能のない「59FIFTY」は、特に慎重なサイズ計測が成功の鍵
- 「59FIFTY」は完璧なフィット感と美しいシルエットが最大の魅力
- サイズ調整可能な「9FORTY」は、キャップ初心者でも失敗しにくい定番モデル
- 「9FORTY」はやや深めの被り心地で、きれいなシルエットを作りやすい
- よりカジュアルで柔らかいフィット感を求めるなら「9THIRTY」や「9TWENTY」
- スポーツなどアクティブな用途ならストレッチフィットの「39THIRTY」も選択肢
- バケットハットなどのハット類は「S/M」「M/L」といったサイズ展開が主流
- なりたいスタイルやコーディネートを具体的にイメージしてから測ることが失敗しないコツ
- こなれ感やトレンド感を重視するなら、少し浅めのかぶり方がおすすめ
- クールで大人っぽい印象を目指すなら、王道の深めかぶりを選ぶ
- ツバのシールを剥がすか残すかは、目指すファッションの方向性で決める
- きれいめコーデに合わせるなら、シールは剥がす方がすっきり見える
- サイズ選びでどうしても迷った際は、小さいものより「少し大きめ」のサイズを選ぶ
- 万が一購入したサイズが大きかった場合は、サイズテープやキャップライナーで調整可能
- キャップライナーは汚れ防止にもなり、帽子を清潔に保つ効果もある