自宅で手軽に運動不足を解消したい!または、テレビを見ながらの『ながら運動』で、キュッと引き締まったくびれを目指したい!
そんな思いでツイストボードを探し始めたものの、ツイストボードは意外と種類が多くて驚いていませんか?
「静音性が高いのはどれ?」 「安いものと高いものは何が違う?」 「バランス運動もできる多機能タイプと、シンプルな円盤型はどっちがいい?」 「両足が分かれているタイプもあるけど、効果はどう違うの?」
せっかく買うなら、自分の目的や住環境に合ったものを選びたいですよね。
この記事では、そんなあなたの疑問を解決するために、数あるツイストボードの中から特におすすめの5モデルを厳選。それぞれの特徴はもちろん、良い所(メリット)や良くない所(デメリット・注意点)、また、どんな人におすすめかを徹底比較していきます。
さらに、「そもそもツイストボードって本当に効果があるのか?」そして、「ウエストに効かせる正しい使い方は?」といった基本的な疑問にも、わかりやすくお答えします。
この記事を読めば、あなたにピッタリの一台が必ず見つかるはず。賢く選んで、今日から効率的な「ひねる」習慣を始めましょう!
【この記事で分かること】
- おすすめできるツイストボード5選
- ツイストボードには多様な種類があり、目的に応じた選択が重要であること
- 主な効果は「ウエストのシェイプアップ」と「体幹の強化」であること
- ウエスト以外にも、バランス感覚や姿勢の改善など副次的な効果が期待できること
ツイストボードおすすめ5選!
今年、買ってよかったモノ❢
指圧ボードと、ツイストボード。
どちらもキッチン常備で、料理仕事の合間にちょこちょこ。運動嫌いのフル在宅5年。致命傷レベルの運動不足がたちまち解消❢ なんてことはならないが、なんか調子いい♥ぐらいに効いてる感あり(*^_^*) pic.twitter.com/OfaBixbfco— ワンダーランド (@Wonderland_syh) December 29, 2024
ツイストボードのおすすめ5選をご紹介していきます。それぞれの特徴を知り、自分に合ったものを選んでください。

おすすめの人も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
バランス&ツイストボード キュキュ(株式会社イモタニ)
特徴
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1台で2役(Wの面): この商品の最大の特徴は、1台で2種類の運動ができるリバーシブル構造になっている点です。
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ツイストSIDE(ツイスト運動): ボードに乗って体をひねることで、主にウエストや脇腹(腹斜筋)のシェイプアップを目指します。
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バランスSIDE(バランス運動): 丸みを帯びた面を下にして乗ることで、不安定な状態を作り出します。これにより、内ももや骨盤周りの筋肉、体幹を鍛えるバランストレーニングが可能です。
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足つぼ刺激: バランスSIDEの表面には、足形に合わせた突起(足裏ポイント)が配置されており、運動と同時に足つぼを心地よく刺激します。
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日本製: メーカー(株式会社イモタニ)が「日本製」であることを明記しています。
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コンパクトサイズ: サイズは約32.5cm四方、高さ約7.5cmとコンパクトで、収納場所に困りにくい設計です。
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耐荷重: 約100kgまで対応しています。
良い所(メリット)
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多機能性: 1台で「ウエストのひねり運動」と「体幹・バランス運動」の両方ができるため、コストパフォーマンスが高いです。
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「ながら運動」に最適: テレビを見ながら、あるいは家事の合間など、短時間で手軽に運動できる点が多くのレビューで評価されています。
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足つぼマッサージも可能: バランス運動をしながら、または椅子に座って足を乗せるだけでも足つぼを刺激できる点が好評です。
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静音性: (以前のモデルと比較して)回転音が静かになったというレビューがあり、夜間や集合住宅でも気兼ねなく使いやすいようです。
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ゴルフ等の練習にも: 体をひねる動作や体幹を意識する運動が、ゴルフやテニスなどのスイング練習にも役立つという意見があります。
良くない所(デメリット・注意点)
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プラスチックの耐久性: 全体の材質が主にABS樹脂やポリプロピレン(プラスチック)であるため、使用頻度や体重によっては、回転部分の摩擦音が出始めたり、耐久性に不安を感じる可能性が(一般的なツイストボード全般に言えますが)あります。
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足つぼの刺激: 足つぼの突起が「痛い」と感じる人もいるようです。この点は個人差が大きく、慣れるまでは靴下を履くなどの工夫が必要かもしれません。
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バランス運動の難易度: バランスSIDEは、運動が苦手な方や高齢の方にとっては、最初は少し難しく感じる可能性があります。転倒しないよう、壁や手すりの近くで始めるなどの注意が必要です。
こんな人におすすめ
- ウエスト周りを集中的に引き締めたい人
- ウエストだけでなく、体幹やバランス感覚も同時に鍛えたい人
- 運動器具を置くスペースがあまりない人
- テレビを見ながらなど「ながら運動」で手軽に運動不足を解消したい人
- ゴルフやテニスなど、体の「ひねり」が重要なスポーツの補助トレーニングをしたい人
- 運動と同時に足つぼの刺激も欲しい人
ヒネリスト(株式会社ジョイナス)
特徴
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静かでスムーズな回転: 最大の特徴は、回転部に18個のスチールボールを搭載している点です。これにより、摩擦抵抗が少なく、非常に静かで滑らかな回転を実現しています。
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大きめサイズで安定: 本体サイズが直径約34cmと、一般的なツイストボード(直径25cm~30cm程度)に比べてやや大きめに設計されています。これにより、男性や大柄な方でも比較的安定して乗りやすいです。
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シンプルな機能: 足つぼの突起やバランス機能などは付いておらず、純粋な「ツイスト運動」に特化したシンプルな構造です。
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基本仕様: 耐荷重は約90kg、重さは約1kgです。
良い所(メリット)
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圧倒的な静音性: スチールボールの採用により、「(回転)音がほとんどしない」「静か」という点が最大のメリットです。マンションやアパートでの夜間の使用、家族が寝ている間の使用など、音を気にする環境に最適です。
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滑らかな回転: 回転が非常にスムーズなため、引っかかりがなくリズミカルに運動を続けやすいです。
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安定感がある: 直径が34cmと広いため、足元が安定しやすく、バランスに自信がない人でも恐怖感が少なく使い始められます。
良くない所(デメリット・注意点)
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機能のシンプルさ: 「ツイスト運動」専用の設計です。そのため、「イモタニ キュキュ」のようなバランス運動機能や、足つぼマッサージ機能を求める人には物足りなく感じられます。
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耐荷重: 耐荷重が約90kgです。これを超える体重の方が使用すると、破損や故障の原因となるため注意が必要です。
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回転が良すぎると感じる可能性: あまりにもスムーズに回転するため、初心者や筋力が少ない人が油断すると、勢いがつきすぎて体を痛めたり、バランスを崩したりする可能性もゼロではありません。
こんな人におすすめ
- マンションやアパートに住んでおり、運動時の音を最重要視する人
- 夜間や早朝にトレーニングをしたい人
- 回転のスムーズさ、引っかかりのない滑らかな動きを求める人
- 足元が広く安定したボードを使いたい人(大柄な方や男性にもおすすめ)
- 足つぼ刺激やバランス運動などの付加機能は不要で、純粋なツイスト運動だけをしたい人
ツイスト スピンボード(地球問屋 )
特徴
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シンプルな円盤型: 最もスタンダードな円盤形状のツイストボードです。余計な機能がなく、「乗ってひねる」という基本的な運動に特化しています。
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コンパクト・軽量設計: サイズは直径約25cm、厚さ約2.5cmと非常にコンパクトです。軽量なプラスチック素材でできているため、持ち運びや収納が簡単です。
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回転機構: 内部のローラー(またはボールベアリング)によって回転する仕組みです。
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耐荷重: 約80kgです。(他の製品と比較すると、やや低めの設定です)
良い所(メリット)
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コストパフォーマンスが非常に高い: 最大のメリットは価格の手頃さです。1,000円台前半で購入できることが多く、ツイストボードを初めて試す際の導入用に最適です。
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省スペース: 直径25cm、厚さ2.5cmと非常に薄く小さいため、本棚の隙間やベッドの下など、ちょっとしたスペースに収納でき、場所を取りません。
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手軽さ: 軽量で持ち運びやすいため、テレビの前やリビングなど、好きな場所にすぐに持って行って「ながら運動」を始められます。
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体幹を意識しやすい: ボードの直径が小さめ(25cm)なため、両足を揃え気味に乗る形になります。これが逆に体幹(体の軸)を意識するトレーニングにつながるという側面もあります。
良くない所(デメリット・注意点)
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耐荷重がやや低い: 耐荷重が80kgのため、体重がこれに近い方や超える方は使用できません。また、耐久性に不安を感じる可能性があります。
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足場のサイズ: 直径が25cmと小さめです。足のサイズが大きい方や、肩幅程度に足を開いて安定させたい方には、窮屈で乗りにくく感じる可能性があります。
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回転音や耐久性の懸念: レビューによれば、「シャーシャーと擦れる音がする」「乗った時にパキッと音がした(割れてはいない)」といった声もあります。価格相応に、上位モデル(La-VIE ヒネリストなど)と比較すると回転のスムーズさや静音性、長期的な耐久性は劣る可能性があります。
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付加機能がない: 足つぼ刺激やバランス運動機能などは一切ない、シンプルなモデルです。
こんな人におすすめ
- ツイストボードという器具を、まずはお試しで使ってみたい人
- とにかく安価(低コスト)でフィットネス器具を手に入れたい人
- 器具の収納場所を最小限にしたい、コンパクトさ重視の人
- 体重が耐荷重(80kg)の範囲内である人
- 足のサイズが比較的小さめの人
- 子供の体幹トレーニングやバランス感覚を養う遊び道具として探している人
両足分離式 ツイストボード(株式会社プラスナオ)
特徴
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両足分離(セパレート)タイプ: 最大の特徴は、一般的な円盤型と異なり、左右の足がそれぞれ独立したボードに乗るセパレートタイプであることです。
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スタンス(足幅)の自由度: 両足が独立しているため、乗る人の体格やトレーニングの目的に合わせて、足の開き具合(スタンス)を自由に調整することができます。
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トレーニングの多様性: 通常のツイスト運動に加え、フットプレートが回転する特性を活かし、スクワットやランジなどの下半身トレーニングと組み合わせることで、運動強度を高めることができます。
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足つぼ刺激: 足を乗せる面には、滑り止めとツボ刺激を兼ねた凹凸(突起)が施されています。
良い所(メリット)
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運動の幅が広がる: スタンスを自由に決められるため、肩幅に開いて安定させたり、足を揃えて体幹への負荷を高めたりと、アレンジが可能です。
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下半身トレーニングの強化: ボードの上でスクワットなどを行うと、回転する足場を安定させるために、通常のトレーニングよりも多くの筋肉(特にお尻や太もも、体幹)を使うことになり、効率よく鍛えられます。
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コンパクトな収納: 2つに分かれているため、重ねたり並べたりしてコンパクトに収納できます。
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コストパフォーマンス: (プラスナオの他の商品と同様に)比較的安価に提供されている場合が多く、多機能ながらも手に入れやすい価格帯です。
良くない所(デメリット・注意点)
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足裏の痛み: レビューによると、足つぼを刺激する突起が「尖り過ぎていて足の裏が痛い」「跡がくっきりつく」と感じる人がいます。滑り止めとツボ効果を狙ったものですが、人によっては刺激が強すぎると感じるようです。
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対策: 慣れるまでは靴下を履く、または薄いタオルを敷くなどの工夫が推奨されます。
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安定性の確保が必要: 円盤型よりも自由度が高い反面、両足が独立して動くため、バランスを取るのがやや難しくなります。初心者は壁や手すりの近くで始めるなど、転倒に注意が必要です。
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回転のスムーズさ: 価格帯によっては、高級モデルのスチールボール式などと比較すると、回転の滑らかさや静音性が劣る可能性があります。
こんな人におすすめ
- 基本的なツイスト運動だけでは物足りない人
- スクワットやランジなど、普段の筋トレと組み合わせて運動強度を高めたい人
- 自分の体格(肩幅など)に合わせて、足幅を自由に設定したい人
- 足つぼへの強い刺激(痛気持ちいい感覚)を好む人
- 収納時に場所を取らないコンパクトさを重視する人
ツイストスピンボード フィギュアトリマー(ハコナカ)
特徴
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2種類のサイズ展開:
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標準モデル: 直径約30.5cm。コンパクトで日本人向けのサイズとされています。耐荷重は約90kgです。
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XLモデル: 直径約35cm。アメリカンサイズで、より足元に安定感を求める人向けです。耐荷重は約120kgと、標準モデルより頑丈です。
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品質へのこだわり(台湾製): 安価な製品と差別化するため、プラスチックの品質が高いとされる台湾製であることを特徴として挙げています。XLモデルは、他のツイストボードより30%分厚い設計で耐久性を高めているとされています。
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足裏への刺激: 足(磁気)指圧ノード(突起)がついており、運動中に足裏をマッサージします。
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静音設計: ひねる運動のため、振動が階下に響きにくい静音性を特徴としています。
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付属品(XLモデル): XLモデルには、床を保護するための専用フロアマットが付属している場合があります。
良い所(メリット)
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安定感(特にXLモデル): 直径35cmのXLモデルは、一般的なボード(25cm~30cm)よりかなり大きいため、足元が非常に安定します。膝が悪い方や、ふらつきが心配な方、大柄な方でも安心して乗りやすいというレビューがあります。
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高い耐荷重(特にXLモデル): XLモデルの耐荷重は120kgあり、体重が重めの方でも安心して使用できます。標準モデルも90kgあり、一般的な使用には十分です。
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静音性: 「階下に響かない」「騒音を気にせず使える」という点で評価されており、集合住宅でも使いやすいです。
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回転のスムーズさ: 改良を重ねた設計により、回転がスムーズであると謳(うた)われています。
良くない所(デメリット・注意点)
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サイズ(標準モデルの小ささ): 標準モデル(30.5cm)でも、人によっては小さく感じ、XLモデル(35cm)の方が良かったという意見が出る可能性があります。購入前にどちらのサイズが自分に合うか検討が必要です。
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回転のスムーズさ(初心者): 回転がスムーズなため、初心者は勢いがつきすぎないよう注意が必要です。
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プラスチックの匂い: レビューの中には、開封時にプラスチックの匂いが少し気になったが、数日で消えたという意見がありました。
こんな人におすすめ
- 足元にしっかりとした安定感を求める人(特にXLモデル)
- 体重が重ため(90kg~120kg)で、頑丈なツイストボードを探している人(特にXLモデル)
- 足のサイズが大きく、一般的なボード(直径25cmなど)では窮屈に感じる人
- (標準モデルは)コンパクトさと安定性のバランスを取りたい人
- 運動時の騒音を気にする人
- 高齢の方やリハビリ目的で、ふらつきにくい安定したボードを使いたい人
ツイストボードとは?

ツイストボードとは、円盤状の板の上に乗って体を左右にひねる運動(ツイスト運動)を行うための、シンプルで手軽なフィットネス器具です。その構造、効果、使い方などについて詳しくご説明します。
基本的な構造や目的
基本的な構造: ほとんどのツイストボードは、上下2枚の円盤が重なった構造をしています。その間にベアリングやスチールボールが組み込まれており、上の円盤(足を乗せる面)がスムーズに360度回転するようになっています。
主な目的: 主な目的は、日常生活ではあまり使われないお腹周りの筋肉を「ねじる」ことで刺激し、ウエストラインのシェイプアップや「くびれ作り」を目指すことです。
どのような効果が期待できるか?
ツイスト運動は、特に体の「コア(体幹)」部分に働きかけます。
ウエストの引き締め(腹斜筋): 体をひねる動作は、脇腹にある**腹斜筋(ふくしゃきん)**を集中的に鍛えます。この筋肉が引き締まることで、ウエスト周りのシェイプアップやくびれ作りに効果が期待できます。
体幹(インナーマッスル)の強化: 回転する不安定なボードの上でバランスを取ろうとすることで、体の軸を支えるインナーマッスル(腹横筋や多裂筋など)が自然と鍛えられます。
バランス感覚の向上: 不安定な足場で姿勢を維持しようとするため、平衡感覚やバランス能力が養われます。
姿勢の改善: 体幹が安定することで、背筋が伸びやすくなり、猫背などの姿勢改善にもつながります。
「ながら運動」による運動不足解消: テレビを見ながら、音楽を聴きながら、あるいは在宅ワークの合間など、何かをしながら手軽に運動できるため、運動が苦手な人でも習慣化しやすいのが大きなメリットです。
基本的な使い方
安全な場所に置く: 必ず平らで安定した床の上に設置します。バランスに自信がないうちは、壁や手すり、椅子の背もたれなど、すぐに掴まれるものの近くで始めると安全です。
ボードに乗る: 片足ずつ、ゆっくりとボードの中央付近に乗せます。
基本姿勢をとる:両膝を軽く曲げます(膝を伸ばし切ると関節に負担がかかるため)。背筋を伸ばし、お腹に軽く力を入れます。視線はまっすぐ正面に向けます。
体をひねる:下半身・上半身の2つのパターンがあります。
パターンA(下半身をひねる): 胸の前で腕を組むなどして上半身を固定し、腰から下だけをリズミカルに左右にひねります。ウエストを絞るイメージで行うと効果的です。
パターンB(上半身をひねる): 下半身を正面で固定するように意識し、腕の振りも使いながら上半身を大きく左右にひねります。
ツイストボードの種類
スタンダードタイプ: シンプルな円盤状のものです。
足つぼ刺激タイプ: 足を乗せる面に突起が付いており、ツイスト運動と同時に足裏のマッサージ効果も得られます。
両足分離式タイプ: 両足がそれぞれ独立した小さなボードに乗るタイプです。足の開き具合(スタンス)を自由に調整でき、スクワットなど他のトレーニングと組み合わせることも可能です。
エクササイズバンド付き: ボードにゴムチューブが付いており、ひねり運動と同時に腕(二の腕など)のトレーニングも行えるようになっています。

ツイストボードは、非常にコンパクトで場所を取らず、手頃な価格のものも多いため、家庭で手軽に運動を始めたい方、特にウエスト周りを引き締めたい方や運動不足を感じている方に適したフィットネス器具です。
ツイストボードの使い方
ツイストボードの使い方はとても簡単ですが、効果を高め、安全に行うためのポイントがいくつかあります。基本的な使い方から応用編、注意点まで詳しくご説明します。
準備と安全確認
安全に運動を始めるために、まずは環境を整えましょう。
設置場所: 必ず平らで安定した床の上に置いてください。フローリングなど滑りやすい床の場合は、ヨガマットや滑り止めマットを敷くとより安全です。
周囲の確認: 運動中に腕を振ったり、バランスを崩したりしても、壁や家具、人などにぶつからないよう、周囲に十分なスペースを確保してください。
服装: 動きやすい服装で行いましょう。足元は、裸足(足つぼタイプの場合)か、滑りにくい靴下や室内用の運動靴がおすすめです。
初心者の場合: バランス感覚に自信がない方は、初めのうちは壁や手すり、椅子の背もたれなど、すぐに掴まれる場所の近くで始めると安心です。
基本的な乗り方と姿勢
ボードに乗る: 片足ずつ、ゆっくりとボードの中央付近に乗せます。両足が安定する位置(肩幅程度か、ボードに足型がある場合はそれに合わせる)に乗るようにします。
基本姿勢:体の部位によって以下のことに気を付けましょう。
膝: 膝を軽く曲げます。膝をピンと伸ばしてしまうと、膝関節に負担がかかったり、バランスを崩しやすくなったりします。
背筋: 背筋はまっすぐ伸ばします。
お腹: お腹(体幹)に軽く力を入れ、引き締めることを意識します。
視線: 視線はまっすぐ正面に向けましょう。下を向くと猫背になりやすいです。
基本的なツイスト運動
基本姿勢がとれたら、いよいよ体をひねっていきます。ひねり方には主に2つのパターンがあります。
パターンA:下半身をひねる(上半身固定) こちらが最も一般的で、ウエスト(腹斜筋)に効かせやすい方法です。
胸の前で腕を組むか、両手をまっすぐ前に伸ばして固定します。
上半身(特に肩や腕)が動かないように意識し、腰から下だけをリズミカルに左右にひねります。
「ウエストを雑巾のように絞る」イメージで行うと効果的です。
パターンB:上半身をひねる(下半身固定) バランス感覚と、よりダイナミックな動きを意識する方法です。
下半身(腰)はできるだけ正面で固定するように意識します。
腕の振りを使いながら、上半身(肩や胸)を大きく左右にひねります。
ゴルフや野球のスイング練習にも似た動きになります。
運動の時間と頻度
時間: まずは1回3分〜5分程度を目安に始めてみましょう。慣れてきたら10分〜15分と延ばしていきます。
頻度: 短時間でも毎日続けることが効果的です。「テレビを見ながら3分だけ」といった「ながら運動」として日常生活に取り入れるのがおすすめです。
応用編(さらに効果を高めるために)
腕を大きく振る: 腕の振りを大きくすることで、運動強度が上がり、二の腕や肩周りにも効果が期待できます。
ダンベルを持つ: 軽いダンベルや水の入ったペットボトルを持ってひねると、負荷が上がり、より高いトレーニング効果が得られます。
膝の屈伸を加える: ツイストしながら軽くスクワットのように膝を曲げ伸ばしすると、太ももやお尻の筋肉も同時に鍛えられます。
注意点
体調の確認: 腰や膝に痛みや違和感がある場合は、無理をしないでください。症状が悪化する可能性があります。
めまい: 回転運動ですので、人によっては目が回ったり、気分が悪くなったりすることがあります。その場合はすぐに運動を中止し、休んでください。
スピード: 最初から速くひねろうとせず、ゆっくりとコントロールできる範囲で行い、徐々に慣らしていきましょう。
食後は避ける: 食後すぐの運動は消化の妨げになるため、最低でも30分〜1時間程度は空けるようにしましょう。
ツイストボードで期待できる効果
ツイストボードは、手軽ながらも体の中心部(コア)にしっかりと働きかけるエクササイズ器具です。期待できる主な効果を詳しくご説明します。
ウエスト周りのシェイプアップ(くびれ作り)
ウエスト周りのシェイプアップ(くびれ作り)。これがツイストボードの最も代表的な効果です。
鍛えられる筋肉は脇腹にある腹斜筋(ふくしゃきん)。日常生活では鍛えにくい「体をひねる」という動作を集中的に行うことで、この腹斜筋を直接刺激します。腹斜筋が引き締まることで、ウエストラインが強調され、いわゆる「くびれ」の形成をサポートします。
体幹(インナーマッスル)の強化
体の軸を安定させる効果が期待できます。
鍛えられる筋肉は腹横筋(ふくおうきん)や多裂筋(たれつきん)などのインナーマッスルです。ツイストボードは回転するため、足場が不安定になります。この不安定な上で倒れないように姿勢を保とうとすることで、体の深層部にある体幹(インナーマッスル)が自然と使われます。体幹が強くなると、体の軸が安定します。
バランス感覚の向上
体幹の強化とも関連しますが、平衡感覚を養うのに役立ちます。回転するボードの上でバランスを取りながら運動を続ける必要があるため、体が無意識のうちに重心をコントロールしようとします。これを繰り返すことで、平衡感覚や体の調整能力が向上します。
姿勢の改善
体幹が強化されることによる副次的な効果として、姿勢の改善が期待できます。体幹、特に背骨の近くにある筋肉(多裂筋など)やお腹周りの筋肉(腹横筋)が鍛えられると、それらが天然のコルセットのように体を支える力が強まります。これにより、背筋が伸びやすくなり、猫背や反り腰といった姿勢のクセの改善が期待できます。
「ながら運動」による運動不足の解消
継続しやすさも、効果を得るための重要な要素です。ツイストボードは特別な準備を必要とせず、テレビを見ながら、音楽を聴きながら、あるいは在宅ワークの休憩中に短時間でも行うことができます。この「手軽さ」が運動を習慣化させやすくし、結果として運動不足の解消につながります。
足裏の刺激
一部のツイストボードには、この効果も含まれます。足を乗せる面に凹凸や突起が付いているモデルもあるので、裸足で乗ることで運動と同時に足裏のツボが刺激され、マッサージ効果や血行促進が期待できる場合もあります。
効果に関しては、以下の記事も参考にしてください。

ツイストボードは特に「ウエストを引き締めたい」「体幹を鍛えたい」「手軽に運動を習慣化したい」という方に適したフィットネス器具と言えます。
ツイストボードおすすめ5選:まとめ
- 1. 製品の多様性: ツイストボードには「1台2役の多機能型(キュキュ)」、「静音特化型(ヒネリスト)」、「安価なシンプル型(地球問屋)」、「両足分離型(プラスナオ)」、「大型・高耐久型(フィギュアトリマー)」など、様々な種類があります。
- 2. 選び方の基準: 製品を選ぶ際は、「機能(シンプルか多機能か)」「静音性(住環境)」「サイズ(安定感)」「耐荷重(使用者の体重)」「価格」を比較検討することが重要です。
- 3. 主な効果: ツイストボードの最大の効果は、ひねり運動による「ウエスト周りのシェイプアップ(くびれ作り)」です。
- 4. 体幹への効果: 不安定なボードの上で運動することで、体の軸を支える「体幹(インナーマッスル)」も同時に鍛えることができます。
- 5. 副次的な効果: 体幹が強化される結果として、「バランス感覚の向上」や「姿勢の改善」といった副次的な効果も期待できます。
- 6. 最大のメリット: テレビを見ながらでもできる「ながら運動」に最適で、運動を習慣化しやすく、手軽に運動不足を解消できる点です。
- 7. 効果的な使い方(姿勢): 安全と効果のため、膝は軽く曲げ、背筋を伸ばし、お腹に力を入れた基本姿勢で乗ることが重要です。
- 8. 効果的な使い方(動作): 最も一般的な使い方は、上半身を固定し、腰から下だけをリズミカルに左右にひねる(雑巾を絞るイメージ)動作です。
- 9. 安全上の注意点: 必ず平らで安定した床に置き、初心者は転倒防止のため壁や手すりの近くで始めることが推奨されます。
- 10. 継続の目安: まずは1回3分~5分程度から始め、無理のない範囲で短時間でも毎日続けることが効果につながります。

