リファヘアアイロンの寿命は?故障のサインと長持ちさせるコツ

対処法
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リファのヘアアイロン、美容室帰りのような仕上がりになると聞いて憧れますよね。でも、いざ購入しようと調べてみると「高いのにすぐ壊れる」なんて噂を目にして、あと一歩が踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

実は私もリファを愛用していますが、使い始めた頃は「寿命はどれくらいなんだろう」「もし壊れたらどうしよう」と不安になることがありました。ネットで検索してみると、ランプの赤点滅や電源が勝手に切れるといったトラブルに直面して、修理に出すべきか買い替えを検討すべきか悩んでいるユーザーの声も少なくありません。

そこで今回は、リファのヘアアイロンの寿命に関する疑問や、コードの断線を防ぐための正しい使い方、万が一の故障時の対応について徹底的に調べてみました。この記事が、皆さんの大切な相棒を長く使い続けるためのヒントになれば嬉しいです。

【この記事で分かること】

  • リファヘアアイロンの平均的な寿命と故障につながる主な原因
  • 赤点滅や電源が落ちる症状が出た際に確認すべきポイント
  • 断線トラブルを防いで製品寿命を延ばすための正しい保管方法
  • 保証期間が過ぎたあとの修理費用と賢い買い替えの判断基準

リファヘアアイロンの寿命と故障のサイン

せっかく奮発して買ったリファのヘアアイロンですから、できるだけ長く愛用したいというのが本音ですよね。ここでは、一般的に言われている寿命の目安や、故障の前兆として現れるサインについて詳しく解説していきます。「これって故障かな?」と不安に思ったときのチェックポイントとしても活用してください。

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壊れやすい原因とは

インターネット上の口コミやSNSを見ていると、「リファは壊れやすい」「1年ちょっとで電源が入らなくなった」という声をちらほら見かけます。これから買おうとしている人にとっては、かなり不安になる情報ですよね。私自身も購入前は耐久性が心配でしたが、実際に使い続け、様々な情報を調べていくうちに、なぜ「壊れやすい」と言われるのか、その明確な理由が見えてきました。

まず大前提として理解しておきたいのが、リファのヘアアイロンは一般的な安価なヘアアイロンとは構造が根本的に異なるという点です。多くのヘアアイロンは、金属のプレートをヒーターで熱するだけの比較的シンプルな構造をしています。対してリファは、髪の水分量を検知する高感度センサーや、温度を精密にコントロールするマイコンチップなどを搭載しており、ヘアアイロンというよりは「スマートフォンやPCに近い精密機器」と考えた方がしっくりきます。独自の「カーボンレイヤープレート」も、高密度炭素とヒーター、低反発コートの三層構造になっており、非常に繊細な作りなんですね。

この「高性能かつ繊細」という特性が、日常生活でのラフな扱いと相性が悪い場合があります。例えば、洗面台の端にコツンとぶつけたり、旅行用のキャリーケースに服と一緒にギュウギュウに詰め込んだりといった物理的な圧力。頑丈な業務用アイロンなら耐えられるような衝撃でも、リファのような精密機器では内部のセンサー位置がずれたり、基板の半田にクラック(ひび割れ)が入ったりする原因になりかねません。

また、意外と見落とされがちなのが「使用環境によるダメージ」です。私たちはお風呂上がりの洗面所で髪を乾かし、そのままヘアアイロンを使うことが多いですが、湿気が充満した状態や、濡れた手で本体を操作することは、電子回路にとって過酷な環境です。特にリファのストレートアイロンは完全防水ではないため、わずかな水分の侵入が内部腐食を引き起こし、ある日突然動かなくなるというケースも少なくありません。

さらに、「リファロックオイル」などのスタイリング剤との併用も、使い方を誤ると故障の引き金になります。オイルをたっぷり塗った髪に高温のアイロンを通すと、オイルが気化したり跳ねたりして、プレートの隙間から本体内部へ浸透してしまうことがあります。内部に入り込んだオイルは、冷却されると粘着質の汚れとなり、スイッチの接触不良や基板のショートを引き起こす原因となるのです。「壊れやすい」という評判の裏には、こうした精密機器ならではのデリケートさと、ユーザーの無意識の使い方のミスマッチが隠れていることが多いのです。

注意点
特に「リファロックオイル」を使う際は量に注意しましょう。オイルがついた手で本体を触ったり、髪につけすぎたオイルがプレートの隙間から内部に入り込むと、故障の原因になることがあります。スタイリング剤は「適量」を守り、使用後は必ずプレートや本体を拭き取ることが重要です。

赤点滅は故障か確認

朝の忙しい時間にヘアアイロンを使おうとしたら、ランプが赤く点滅していて「えっ、もう壊れた!?」と心臓が止まりそうになった経験はありませんか?取扱説明書をすぐに取り出せれば良いですが、手元にないときは焦ってしまいますよね。実はこの赤点滅、必ずしも故障とは限らず、状況によって意味が全く異なるんです。まずは落ち着いて、どのパターンの点滅なのかを確認してみましょう。

最もよくあるのが、「電源を入れた直後の点滅」です。電源ボタンを押して温度設定をすると、その温度を示す数字やランプが赤く点滅し始めます。これは故障ではなく、「設定温度に向かって一生懸命ヒーターを温めていますよ」という合図です。昇温中であることを示しているので、設定温度に到達すれば「点灯」に変わります。リファは立ち上がりが早いので数十秒で点灯に変わりますが、冬場の寒い部屋などでは少し時間がかかることもあります。これは正常な動作ですので安心してください。

次に注意したいのが、コードレスタイプの「フィンガーアイロン」を使用している場合の点滅です。使っている最中に電源ランプや充電ランプが赤く点滅し始めたら、それは「バッテリー残量が少なくなっています(20%以下)」という警告サインです。故障ではありませんが、そのまま使い続けるとすぐに電源が落ちてしまうため、早急に充電が必要です。特にフィンガーアイロンは小型軽量化のためにバッテリー容量が限られているので、このサインを見る機会は多いかもしれません。

そして、一番警戒しなければならないのが「不規則な点滅」や「コードを動かした時の点滅」です。アイロンを髪に通している最中や、持ち替えた瞬間に、一瞬だけ全てのランプがチカッと点滅したり、電源が落ちて再起動(初期状態の点滅)したりする場合。これは内部の電源コードが断線しかけている、いわゆる「半断線」の状態である可能性が極めて高いです。コードの角度によって電気が流れたり止まったりしている危険な状態で、そのまま使い続けるとショートして火花が出たり、異常発熱で火傷をしたりするリスクがあります。このパターンの点滅が出たら、即座に使用を中止し、修理を検討すべき「故障のサイン」と判断してください。

また、何も操作していないのに勝手に温度設定が変わったり、異常な速さで点滅を繰り返したりする場合は、温度センサー(サーミスタ)や制御基板の不具合が疑われます。この場合もユーザー側で直すことはできないため、メーカーへの問い合わせが必要です。

勝手に電源が切れる理由

スタイリングの最中に突然「プツン」と電源が切れてしまう。これもリファユーザーが直面しやすいトラブルの一つです。「まだ買ってそんなに経っていないのに、不良品かな?」と疑いたくなりますが、これにも「正常な機能」と「故障」の2つのパターンが存在します。

まず正常な機能として挙げられるのが、「自動電源OFF機能」です。リファのヘアアイロンには、消し忘れによる火災事故などを防ぐため、電源を入れてから約60分が経過すると自動的に電源が切れる安全機能が搭載されています。例えば、凝ったヘアアレンジをしていて時間がかかったり、電源を入れたまま少し席を外したりしていると、この機能が作動することがあります。この場合は故障ではないので、もう一度電源を入れ直せば問題なく使用できます。「勝手に切れた」と思っても、まずは使用時間を振り返ってみてください。

一方で、60分も経っていないのに頻繁に電源が切れる場合は、やはり故障を疑う必要があります。ここで最も多い原因が、先ほども触れた「電源コードの断線による瞬断」です。コード内部の導線が切れかかっていると、アイロンを動かす角度によって一瞬だけ電力が遮断されます。リファのような電子制御のアイロンは、一瞬でも電力が途切れるとリセットされ、電源がOFFの状態に戻ってしまいます。ユーザーからすると「勝手に切れた」ように感じますが、実際には「電気が届かなくなった」状態です。

この症状の厄介な点は、「コードの角度を調整すればまた電源が入る」ことが多い点です。「あれ?接触が悪いのかな」と思いながら、コードをクリクリと回して通電する位置を探し、騙し騙し使い続けてしまう人が非常に多いのです。しかし、これは断線部分でスパーク(火花)が発生する直前の状態であり、コードの被覆を溶かして感電したり、火災の原因になったりする大変危険な行為です。「勝手に切れる」現象が一度でも起きたら、コードの根元を触って異常に熱くなっていないか、折れ曲がりがないかを確認し、再現性があるようなら直ちに使用を中止してください。

知っておきたいこと
稀なケースですが、タコ足配線などで電圧が不安定になっている場合に、保護機能が働いて電源が落ちることもあります。一度、壁のコンセントに直接挿して動作を確認してみるのも一つの切り分け方法です。

リファフィンガーアイロンの寿命と電池

バッグに入れて持ち運べる利便性で大人気のコードレスモデル「リファビューテック フィンガーアイロン」。このモデルに関しては、他のコード式アイロンとは全く異なる「寿命の定義」が存在します。それは、内蔵されている「リチウムイオン電池(バッテリー)の寿命」です。

スマートフォンと同じように、フィンガーアイロンに搭載されているリチウムイオン電池は消耗品です。使えば使うほど、そして充電すればするほど、化学反応によって内部の材料が劣化し、蓄えられる電気の量が減っていきます。メーカーの公式見解や一般的なリチウムイオン電池の特性から考えると、充電可能回数の目安は「約300回(サイクル)」とされています。これは、0%から100%まで充電して使い切るセットを300回繰り返すと、バッテリー容量が新品時の半分程度まで低下するという意味です。

この「300回」という数字を日々の生活に当てはめてみましょう。もしあなたが毎日フル充電してガッツリ使用する場合、単純計算で1年未満(約300日)でバッテリーが寿命を迎えることになります。一方で、週末のお出かけや、夕方の前髪のお直し用に週2〜3回程度使うだけであれば、2年〜3年は快適に使える計算になります。つまり、フィンガーアイロンの寿命は、ユーザーの使用頻度にダイレクトに依存するのです。

寿命が近づくと、「フル充電したはずなのに、数分使っただけで赤点滅(充電切れ)する」「以前よりプレートが温まるのが遅い」「パワーが弱く感じる」といった症状が現れます。これらは故障ではなく、バッテリーの経年劣化による寿命です。

ここで一つ残念なお知らせがあります。フィンガーアイロンの内蔵バッテリーは、ユーザー自身で交換することができない構造になっています。また、メーカーによる「電池交換サービス」も基本的には提供されておらず、バッテリーが寿命を迎えた場合は、「本体ごとの買い替え」または「有償修理扱いでの本体交換」が必要になるケースがほとんどです。これは、リチウムイオン電池の発火リスクを避けるための安全設計上の措置ではありますが、ランニングコストを考えると少し痛い出費ですよね。フィンガーアイロンを購入する際は、「バッテリーはいずれ尽きる消耗品である」と割り切り、メイン機ではなくサブ機として運用することで、体感的な寿命を延ばすのが賢い使い方かもしれません。

コード断線の前兆

リファのコード式アイロン(ストレート、カール、PROなど)において、故障原因のナンバーワンと言われているのが「電源コードの断線」です。私の体感としても、故障相談の8割くらいはこれに関連している印象があります。しかし、断線はある日突然パツンと切れるわけではなく、必ずと言っていいほど「前兆」があります。このサインを見逃さず、早めに対処することが事故防止に繋がります。

最も分かりやすい前兆は、「コードを特定の方向に曲げると電源が落ちる・入る」という現象です。これはコード内部の銅線が数本切れてしまい、接触したり離れたりを繰り返している状態です。ヘアセット中に「あれ、電源消えた?」と思ってコードを少し動かすと「ピピッ」と音がしてまた電源が入る。もしこの経験があるなら、あなたのアイロンはすでに寿命(修理が必要な状態)を迎えています。

次に確認してほしいのが、「発熱」です。使用中に、本体とコードの接続部分(ブッシュと呼ばれるゴムの補強部分)や、プラグの根元あたりを触ってみてください。ほんのり温かい程度なら問題ありませんが、「熱っ!」と感じるほど高温になっている場合は非常に危険です。断線しかかっている部分は電気抵抗が大きくなるため、そこに電流が流れると異常発熱を起こします。最悪の場合、被覆のビニールが溶けて中の銅線が露出し、感電や火傷を引き起こす可能性があります。

また、「電源ランプの不規則なチラつき」もサインの一つです。常に点灯しているはずのランプが、コードを揺らすたびにチカチカと瞬いたり、明るさが不安定になったりする場合も、電力供給が不安定になっている証拠です。

これらの症状が出ているのに、「まだ使えるから大丈夫」「角度を工夫すれば電源が入るから」といって使い続けるのは、時限爆弾を抱えてスタイリングしているようなものです。リファのコードは取り回しやすくするためにしなやかに作られていますが、その分、無理なねじれや引っ張りには注意が必要です。これらの前兆に気づいたら、絶対に無理をして使い続けず、直ちに使用を中止して修理を依頼してください。早期発見であれば、基板などがショートして全損になる前に、コード交換だけの修理で済む可能性も高くなります。

 

リファヘアアイロンの寿命を延ばす対策

「高い買い物だったんだから、1年で壊れるなんて絶対イヤ!」というのが私たちの本音ですよね。2万円も3万円もするヘアアイロンがすぐにゴミになってしまったら、ショックで立ち直れません。実は、普段のちょっとした扱い方を変えるだけで、製品寿命を2倍にも3倍にも延ばすことができるんです。ここからは、私が実践しているメンテナンス方法や、いざという時の修理・買い替えの立ち回りについて、具体的にお話しします。

長持ちさせる使い方

寿命を延ばすために一番大切なこと、そして今日からすぐに実践できること。それは「コードを本体に巻き付けないこと」です。これ、本当に重要です。美容室などではコードを本体に巻いているのを見かけるかもしれませんが、あれはプロがコードに負荷がかからない巻き方を熟知しているからできる技であって、家庭で真似をするのは故障への近道です。

使い終わった後、まだ熱を持っている本体にコードをキツく巻き付けて収納すると、どうなるでしょうか。まず、本体の余熱でコードの被覆(ゴム部分)が劣化し、硬化やひび割れの原因になります。そして何より、巻き付ける際の「引っ張る力」によって、コードの根元(本体との接続部)に強烈なテンションがかかります。これを毎日繰り返すと、内部の銅線が金属疲労を起こし、ブチブチと切れてしまうのです。これが「リファタイマー」と呼ばれる早期故障の正体です。

では、どうすれば良いのか。片付ける時は、購入時についてきたマジックテープのバンド(なければ100円ショップのコードバンドでもOK)を使って、本体とは別にコード単体で束ねるのが正解です。この時、本体の根元から数センチは真っ直ぐな状態を保ち、そこからふんわりと円を描くように束ねてください。根元を直角に折り曲げないことがポイントです。

また、「プレートの清掃」も寿命を左右します。スタイリング剤や皮脂がプレートに残ったまま加熱を繰り返すと、汚れが炭化して焦げ付きとなり、プレートのコーティングを傷めます。こうなると髪の滑りが悪くなり、摩擦で髪を傷めるだけでなく、センサーの感度も落ちてしまいます。使用後は、電源を抜いてプレートが「手で触れるくらい」まで冷めたタイミングで、柔らかい布やティッシュで優しく汚れを拭き取る習慣をつけましょう。

絶対NGな行為
汚れが落ちないからといって、アルコール除菌シートや除光液、ベンジンなどで拭くのは絶対にやめてください。リファ特有のカーボンレイヤープレートのコーティングが剥がれたり、変質したりして、二度と元に戻らなくなります。どうしても汚れがひどい場合は、水で薄めた中性洗剤を含ませた布を固く絞って拭く程度に留めましょう。

修理代と保証期間

どんなに大切に使っていても、形あるものはいずれ壊れます。もし故障してしまった場合、まず確認すべきは「保証書」と「購入日」です。リファの正規販売店(公式サイト、百貨店、提携美容室、公式楽天ショップなど)で購入し、保証書と購入証明(レシート等)が手元にあれば、購入日から1年間はメーカー保証が受けられます。落下や水没などの過失がなく、自然故障と認められれば、無償で修理や新品交換をしてもらえます。

問題は、1年の保証期間を過ぎてしまった場合です。この場合はメーカーに修理を依頼することになり、有償対応となります。MTG公式サイトで公開されている修理料金の目安は以下の通りです。

製品モデル 修理費用上限(目安)
ReFa BEAUTECH STRAIGHT IRON / PRO 9,000円(税込)〜
ReFa FINGER IRON / ST 9,000円(税込)〜
ReFa BEAUTECH CURL IRON 9,000円(税込)〜

(出典:株式会社MTG『修理・点検について 修理料金の目安』

これはあくまで「上限の目安」であり、軽微な部品交換であればこれより安くなる可能性もありますが、基板交換や断線修理の場合は、この上限金額に近い費用がかかると覚悟しておいた方が良いでしょう。さらに、製品を修理センター(岐阜県など)に送るための送料も自己負担になるケースが多いです。

修理の流れとしては、MTG公式サイトのフォームや電話で申し込みをし、指定の住所へ製品を送付します。その後、見積もりの連絡が来て、修理するかどうかを決定します。修理期間は発送から返却まで2週間〜3週間程度かかることが一般的です。その間、ヘアアイロンが手元にない状態になるため、昔使っていたアイロンを引っ張り出してくるなどの対策が必要になります。「修理代9,000円+送料」と「2〜3週間の待ち時間」。これをどう捉えるかが、修理か買い替えかの分かれ道になります。

寿命を迎えたリファヘアアイロンの買い替え

修理費用が約9,000円かかると分かった時、多くの人が直面するのが「修理するべきか、新品に買い替えるべきか」というジレンマです。この判断基準として、私は「使用期間」をベースに考えることをおすすめしています。

もし、購入から「1年半未満」で故障したのなら、修理に出す価値は大いにあります。なぜなら、故障箇所以外の部品(ヒーター、プレート、バネなど)はまだ新しく、十分に使える状態だからです。2万円以上する製品を、9,000円で延命できるなら、新品を買い直すよりも経済的に合理的です。

一方で、「3年以上」ガッツリ使い込んで故障した場合は、潔く買い替えを推奨します。3年も毎日使っていれば、たとえ断線だけを修理したとしても、次はヒーターが弱くなったり、プレートのコーティングが剥がれてきたりと、別の箇所が寿命を迎える可能性が非常に高いからです。「9,000円払って直したのに、半年後にまた別の場所が壊れた」なんてことになったら目も当てられません。

また、買い替えをおすすめするもう一つの理由が、「製品の進化」です。例えば、初期型のストレートアイロンを使っていた方が最新の「ReFa STRAIGHT IRON PRO」に買い替えると、センサーの精度が向上していたり、グリップ力が改善されていたりと、明らかな性能アップを体感できます。特にPROモデルは耐久性も見直されているため、古いモデルを修理して使い続けるよりも、より長く快適に使える可能性が高いのです。3年以上使ったなら、それはもう「元は取った」と考えて、最新技術への投資に切り替えるのが賢い選択だと言えるでしょう。

下取りで新しいリファヘアアイロンへ交換

「よし、買い替えよう!」と決意したとき、手元にある壊れたアイロンをただ不燃ゴミとして捨ててしまうのは、ちょっと待ってください。実は、リファには知る人ぞ知る「下取りキャンペーン」が存在する場合があります。

これは常時開催されているわけではありませんが、MTGの公式オンラインショップや、リファを取り扱っている提携美容室などで、不定期に「乗り換えキャンペーン」が実施されることがあります。内容としては、「古いリファ製品を下取りに出せば、新製品が〇〇円OFFで購入できる」といったものです。すごいのは、電源が入らない、コードが切れているといった「ジャンク品(故障品)」であっても下取り対象になるケースが多いことです。

また、美容室専売のECサイト「B happy(ビーハッピー)」などでも、独自の下取りクーポンやキャンペーンを行っていることがあります。行きつけの美容室がリファを取り扱っているなら、「壊れたアイロンの下取りとかやってないですか?」と聞いてみる価値は十分にあります。もしキャンペーン期間中であれば、ただ捨てるはずだったゴミが、数千円分の割引チケットに変わるかもしれません。

こうした情報は、公式サイトのニュースリリースや公式LINE、SNSなどで告知されることが多いです。買い替えを検討する際は、一度「リファ 下取り キャンペーン」などで検索をかけ、お得な情報がないかチェックしてみることを強くおすすめします。賢く処分して、お得に最新モデルを手に入れましょう。

リファヘアアイロンの寿命を伸ばすまとめ

今回は、リファヘアアイロンの寿命や故障のサイン、そして少しでも長く使い続けるための秘訣について詳しく見てきました。決して安い買い物ではありませんが、その分、独自の技術で髪を熱ダメージから守ってくれる性能は本物です。最後に、これだけは覚えておいてほしいポイントをおさらいしておきましょう。

  • 寿命の目安:使い込み具合によるが、丁寧に使えば3〜4年は持つポテンシャルがある。
  • 最大の敵は断線:コードを本体に巻き付けるのは絶対にNG。収納時はゆるく束ねるのが長寿の秘訣。
  • 故障のサイン:コードを動かして電源が落ちる、異常に熱くなるなら即使用中止。赤点滅は状況(昇温中or異常)を見て判断する。
  • 修理か買い替えか:使用1年半未満なら修理推奨。3年以上なら他部品の劣化も考慮して新モデル(PRO等)への買い替えがお得。

ネット上では「リファタイマー」なんて不名誉な言葉も囁かれていますが、私の実感として、そして多くの美容師さんの意見としても、正しい知識を持ってメンテナンスをしていれば、そう簡単に壊れるものではありません。繊細なガラス細工を扱うように…とまでは言いませんが、スマートフォンと同じくらいの感覚で、衝撃や水気、コードの扱いに気をつけてあげてください。

ぜひ今日から、コードの巻き方を少し変えてみたり、使用後のプレートを優しく拭いてあげたりしてみてください。その小さな気遣いが、あなたの憧れの「レア髪」を一日でも長くキープすることに繋がります。もし寿命が来てしまったとしても、それは毎日のスタイリングを頑張った証拠。その時は、進化した最新モデルへのアップデートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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