旅行の準備をしていると、多くの航空会社で無料預け入れのボーダーラインとなっている20kgという数字が、一体どれくらいの荷物量なのか気になりますよね。
私も旅行のたびに、このスーツケースの20kgがどれくらいの量なのか、パッキングしながら重さを測っては一喜一憂しています。特に初めての長期旅行や、重量制限にシビアなLCCを利用する場合、空港のカウンターで重量オーバーを指摘されて高い追加料金を払うのは避けたいところです。
この記事では、20kgの目安となる具体的な中身のボリュームや宿泊数、サイズとの関係、そして効率的にパッキングするためのコツを、私自身の経験も踏まえて詳しくお伝えします。国内線や国際線、LCCそれぞれのルールについても触れていくので、これさえ読めば空港での不安が解消されるでしょう。
【この記事で分かること】
- 20kgの荷物が具体的にどの程度の量か、宿泊数やサイズ別の目安がわかります
- 国内線や国際線、LCCにおける重量制限の仕組みと注意点が理解できます
- 重量オーバーを防ぐための効率的なパッキング方法や裏技が学べます
- 20kg制限を最大限に活用するためのスーツケース選びのポイントがわかります
スーツケースの20kgがどれくらいの量か徹底解説

まずは、物理的に20kgという重さがどのようなボリュームになるのか、宿泊数やスーツケースのサイズ、季節ごとの中身の違いといった多角的な視点から深掘りしていきましょう。ここを把握しておくだけで、荷造りのストレスがかなり軽減されるはずです。
宿泊数1週間ならLサイズが最適な理由

1週間程度の海外旅行や長期の出張を予定している場合、Lサイズ(一般的に容量70〜90L前後)のスーツケースを選ぶのが最も賢明な判断かなと思います。なぜなら、このサイズのケースに1週間分の衣類や洗面用具、予備の靴などを標準的な密度でパッキングすると、結果的に合計重量が18kg〜20kgの範囲に収束することが非常に多いからなんです。まさに、20kg制限をフルに使い切るための「ジャストサイズ」と言えるんですよね。
よく「1泊=10L」という目安が語られますが、1週間の旅だと70L以上が必要になります。ここで注意したいのが、スーツケース自体の自重です。Lサイズともなればケースだけで4kg〜6kgほどあるため、実際に中に入れられる荷物は14kg〜16kg程度。Tシャツなら約80枚分、ジーンズなら約20本分に相当しますが、実際にはこれにお土産や予備のアイテムが加わります。
Lサイズであれば、パンパンに詰め込みすぎなくても20kgに到達しやすいため、無理な圧縮をせずに済み、お土産を入れる余裕も確保しやすいというのが最大のメリットですね。逆にこれ以上大きなサイズにしてしまうと、容積に余裕がある分ついつい詰め込みすぎてしまい、簡単に20kgを超えてしまうリスクが高まるので注意が必要です。
Mサイズで20kgはどれくらいの荷物が入るか

3泊から5泊程度の旅行で活躍するMサイズ(容量40〜60L前後)。このサイズで20kgまで重くするのは、実は「意識的に重いもの」を詰め込まない限り、意外と難しいことだったりします。一般的な衣類をメインにしたパッキングであれば、Mサイズだと大体10kg〜15kg程度で収まるのが普通なんですよね。ですので、Mサイズを使っていて20kgの制限を心配する必要があるのは、中身の密度が非常に高い場合に限られます。
Mサイズで20kgに到達するパターン例:
- 大量の本や資料を詰め込んでいる
- 液体類(シャンプーのボトルや化粧水、お酒など)を何本も入れている
- 金属製品や重量のある電子機器、予備のバッテリーなどを複数持っている
- お土産として、重量のある食品や工芸品を隙間なく敷き詰めている
Mサイズは取り回しが楽な反面、20kgまで重くしようとすると中身が相当ギチギチになります。もしMサイズで重量オーバーしそうなら、それは「重さ」よりも「容積」の限界に近い証拠かもしれません。そんな時は、無理に詰め込んでスーツケースのファスナーを痛めるよりも、荷物自体を見直すか、余裕のあるサイズへの変更を検討したほうが良いかなと思います。
私の場合、Mサイズで20kg近くになる時は、大抵キャスターへの負担がすごくて移動が大変になるので、あえて少し軽めを意識するようにしています。
冬の旅行で20kgに収める中身のパッキング術

20kgという制限の中で最も頭を悩ませるのが、冬場のパッキングですよね。夏場であれば薄手の服が多いので、20kgもあればかなりの日数をカバーできますが、冬はそうはいきません。厚手のウールコートやダウンジャケット、セーター、そして防寒用のブーツなどは、体積が大きいだけでなく重量もしっかりあるため、あっという間に20kgの壁が迫ってきます。冬の20kgは、夏の20kgよりもずっと「中身が少なく見える」のが厄介なところなんです。
冬のパッキングを攻略する4つのポイント
- 衣類の圧縮を徹底する: 圧縮袋を使うことで、かさばるニット類を薄くできます。重さは変わりませんが、スペースが生まれることで重いアイテムをケースの底(安定する位置)に配置しやすくなります。
- 機能性インナーを活用する: 厚手のセーターを何枚も持つより、薄くて暖かい高機能インナーを数枚持つほうが、総重量を劇的に抑えられます。
- 最も重い服を移動時に着る: これは鉄板の裏技ですが、一番重いコートやブーツは預けずに自分で着用しましょう。身につけているものは重量カウント外ですからね。
- ボトムスの数を絞る: ジーンズなどは意外と重い(1本600〜800g程度)ため、履き替えは最小限にして、トップスで変化をつけるのがおすすめです。
冬の旅では、パッキングの密度がどうしても高くなりがちです。特に湿気を含んだ冬服は意外と重くなることもあるので、出発前に一度家庭用の体重計で計っておくと、空港で焦らずに済みますよ。
JALやANAの国内線で20kgを預ける規定

日本の国内線を利用する場合、JAL(日本航空)やANA(全日本空輸)といったフルサービスキャリア(FSC)の規定を知っておくことは非常に重要です。多くの航空会社では、普通席を利用する場合「一人あたり20kgまで」が無料で預けられる標準的なラインとなっています。これは国際線の「個数制」とは異なり、合計重量で計算されることが多いため、例えば10kgのバッグを2個預けても合計20kgなら無料、という柔軟な運用がなされているのが嬉しいポイントですね。
| 航空会社 | 無料預け入れ重量(普通席) | サイズ規定(3辺合計) |
|---|---|---|
| JAL (日本航空) | 20kgまで | 50cm×60cm×120cm以内 |
| ANA (全日本空輸) | 20kgまで | 203cm以内 |
| スカイマーク | 20kgまで | 50cm×60cm×120cm以内 |
| スターフライヤー | 20kgまで | 203cm以内 |
| エアドゥ / ソラシドエア | 20kgまで | 203cm以内 |
国内線ではこの20kgルールが業界標準と言っても過言ではありません。この重量制限は、単なる燃料代の節約だけでなく、空港で荷物を積み込む地上スタッフの方々の労働安全(腰痛防止など)への配慮も含まれているそうです。なお、JALやANAの規定に関する詳細な一次情報は、それぞれの公式サイトで常に最新のものを確認するようにしましょう。(出典:JAL公式サイト「お預けのお手荷物」)
LCCの有料オプションで20kgを選ぶ注意点

ピーチやジェットスターといったLCC(格安航空会社)を利用する場合、20kgの扱いについてはFSCとは180度異なる考え方が必要です。LCCの最も安い運賃プランでは、基本的に「受託手荷物」が含まれていません。つまり、20kgの荷物を預けるには、チケット代とは別に「20kg分の枠」を有料で購入しなければならないんです。そして、この料金設定がかなり曲者なんですよね。
LCC利用時の最大の落とし穴: 予約時にあらかじめ20kgのオプションを申し込んでおけば1,500円〜2,000円程度で済むことが多いですが、もし予約なしで空港のカウンターに行き、その場で「20kg預けたい」と申し出ると、当日料金+予約手数料で5,000円以上かかることも珍しくありません。
また、LCCは重量チェックが非常に厳格です。20.1kgになっただけで「オーバーです」と言われ、追加料金を徴収されるケースも。LCCを利用する際は、自分の荷物が本当に20kg以内に収まるのか、あるいは最初から25kg枠を買っておくべきか、出発前の慎重なジャッジが求められます。私はLCCに乗る時だけは、デジタル式のラゲッジチェッカーを必ず持ち歩くようにしています。数百円の投資で、数千円の追加料金を防げると思えば安いものですよね。
スーツケースを20kgまでどれくらい詰めれるかの目安

さて、ここからは「20kgという制限をいかに賢く使い切るか」という実践編です。同じ20kgでも、詰め方やアイテムの選び方次第で、旅の快適さは驚くほど変わります。プロが実践するテクニックを見ていきましょう。
国際線で一般的な23kgと20kg制限の違い

国際線を利用する際、特に北米やヨーロッパ、ハワイなどへの長距離路線では、エコノミークラスであっても「1個あたり23kgまで、最大2個まで無料」という「個数制(Piece System)」が採用されていることが多いです。この「23kg」という数字に慣れていると、アジア圏の中距離路線や特定の航空会社で適用される「20kg」という制限が、想像以上に厳しく感じられるはずです。このわずか3kgの差が、パッキングにおいては死活問題になるんですよね。
3kgあれば何が入るでしょうか。例えば、ノートパソコンとACアダプタ、さらに厚手のジーンズ2枚、そしてお土産のチョコレート数箱分に相当します。23kgだと思って余裕をかましていると、20kg制限の路線では簡単に行き詰まります。特に国際線の「重量制」を採用している航空会社(アジア系に多いです)では、個数に関わらず合計重量が20kgを超えた瞬間に、非常に高額な超過料金が発生する仕組みになっています。1kgあたりの超過料金が数千円になることもあるので、国際線における20kgは、国内線以上にシビアに捉えるべきかなと思います。
お土産を考慮した帰りの重量オーバー対策

「行きは15kgだったから余裕!」と思っていても、帰りに空港で冷や汗をかく。これ、旅行あるあるですよね。旅先で出会った素敵なお土産や、ついつい買いすぎてしまった自分へのご褒美が、あなたのスーツケースを20kgの壁の向こう側へと押しやってしまいます。これを防ぐためには、最初から「帰りの増加分」を逆算したパッキングが欠かせません。
エキスパンダブル機能は最強の味方: スーツケースの真ん中にあるファスナーを開けると、マチが広がって容量が10〜20%増えるタイプがありますよね。あれは本当に便利です。行きはマチを閉じて20kg以内に抑え、帰りはマチを広げてお土産を収納。ただし、容積が増えても「重量制限」は変わらないので、軽いもの(衣類やぬいぐるみ等)を広げた部分に入れ、重いものは元のスペースに配置するのがコツです。
重いものを下に配置する重心管理のパッキング

20kgの荷物を入れたスーツケースを片手で軽々と操る人と、ふらふらと不安定に引きずっている人の違い。それは、実は「重心の置き方」にあります。パッキングはただ隙間を埋める作業ではなく、物理的なバランスを整える作業なんですよね。特に20kgという重量級の荷物になると、重心のズレがキャスターの摩耗やハンドルの破損に直結します。
重心管理の黄金ルール「ボトム・ヘビー」
スーツケースを立てた状態で、一番下にくる「キャスター付近」に最も重いものを配置するのが鉄則です。
- 下層(キャスター側): 靴、本、予備のバッテリー、大型の化粧品ボトルなど。
- 中層: ジーンズや厚手のパーカーなどの比較的重い衣類。
- 上層(ハンドル側): 下着、Tシャツ、タオルなどの軽量なもの。
この配置にすることで、スーツケースを傾けて引く時に重心が安定し、実際の重量よりも軽く感じられるようになります。逆に上の方に重いものを入れてしまうと、ちょっとした段差でスーツケースが倒れやすくなり、非常に危険です。20kgの重さを「味方につける」パッキングを意識してみてくださいね。
空港のカウンターで重量超過した時の回避術

どんなに気をつけていても、空港の計量器に乗せたら「21.5kg」……なんて絶望的な数字が出ることもあります。そんな時、その場で追加料金を払う前に試してほしい、最後の悪あがき(?)ならぬ、スマートな回避術を伝授します。私も何度かこれで救われました。
- 「着る」ことで減らす: 一番重い上着を羽織る、ポケットにモバイルバッテリーやスマホを突っ込む。身につけているものは「手荷物」ではないため、確実にキロ単位で重量を減らせます。
- 機内持ち込みに「移す」: ノートPCや重い本など、小さくて重いものを機内持ち込み用のリュックに移しましょう。フルサービスキャリアなら機内持ち込みは10kg程度まで許容されることが多いです。
- 「手に持つ」: 壊れやすいカメラやお土産の小さな袋など、手荷物として認められる範囲のものをケースから出します。
最近は「本体重量が3kgを切る超軽量スーツケース」が主流になっています。古い重いケース(5kg以上)を使っている方は、ケースを買い換えるだけで2kg分の中身を追加できる計算になります。20kgの制限を戦う上で、この「ケース自体の軽さ」は最大の武器になりますよ。
もちろん、あまりにカウンターの前で荷物を広げすぎるのは周りの迷惑になるので、あくまでスマートに。事前に家庭で計量しておくのが一番であることは言うまでもありません。
まとめ:スーツケースが20kgでどれくらいか把握
ここまで、スーツケースの20kgがどれくらいのボリュームなのか、そして制限をクリアするための戦略について詳しく見てきました。改めてまとめると、Lサイズなら「ちょうど収まるくらい」、Mサイズなら「かなり密度高く詰め込んだ状態」が20kgの目安となります。宿泊数でいえば1週間程度がひとつの境界線かなと思います。
20kgという数字は、一見すると余裕があるように思えますが、冬服やお土産、そしてスーツケース自体の重さが加わると、意外とあっさり超えてしまう絶妙なラインです。パッキングの際は「重いものを下に」という基本を守りつつ、LCCを利用する際は事前のオプション購入を忘れないようにしましょう。この記事が、皆さんの旅の準備を少しでも楽にする手助けになれば嬉しいです。最終的な重量規定やサイズについては、念のため利用する航空会社の最新情報を必ず確認してくださいね。それでは、しっかりと準備を整えて、最高の旅行を楽しんできてください!
