ハイアールはやめとけ？壊れやすい評判と買ってはいけない人の特徴

「ハイアール やめとけ」という検索キーワードを一度でも目にすると、どうしても購入ボタンを押す手が止まってしまいますよね。これから新生活を始めるにあたって、引っ越し費用や敷金・礼金で貯金がカツカツな中、できるだけ家電への出費を抑えたい。けれど、すぐに壊れて買い直す羽目になる「安物買いの銭失い」だけは絶対になりたくない。私も新しい家電を探すときは、どこの国のメーカーなのか、評判は悪くないか、あとで後悔しないように徹底的にスペックや口コミ、企業の沿革まで調べるタイプなので、その不安で足踏みしてしまう気持ちは痛いほどよくわかります。

特に、冷蔵庫や洗濯機といった「白物家電」は、スマホやイヤホンのように頻繁に買い替えるものではありません。一度買ったら5年、10年と使い続ける生活の基盤です。だからこそ、「冷蔵庫がうるさくて眠れない日が続く」とか「洗濯機が脱水のたびに暴れ出して床が傷だらけになった」なんていうネガティブな口コミを見たら、やっぱり避けたほうがいいのかなと躊躇してしまうのは当然の防衛本能だと思います。

でも、ちょっと待ってください。ネット上の情報は玉石混交です。購入してすぐに感情的に書き込まれたレビューもあれば、数年前の古いモデルに対する評価がそのまま検索上位に残っていることもあります。そこで今回は、ハイアールとアクアの違いや、実際のサポート体制、そして技術的な背景まで、元家電量販店店員並みに詳しく深掘りしてみました。そうすると、ネット上の「やめとけ」という噂とは少し違った側面や、意外な真実が見えてきたりもするんですよね。「やめとけ」と言われる理由を正しく理解し、リスクの正体を知れば、逆にハイアールがあなたにとって「最高のパートナー」になる可能性だって十分にあります。

ハイアールはやめとけと言われる本当の理由

ネット検索でこれだけネガティブな言葉が並んでいると、「火のない所に煙は立たぬ」と言いますし、やっぱり何か致命的な欠点や隠されたリスクがあるんじゃないかと勘繰りたくなりますよね。「安い」という事実の裏には、必ず「何かを犠牲にしている」というトレードオフがあるはずだと警戒するのは、賢い消費者として正しい反応です。

ここでは、なぜここまで「やめとけ」と言われてしまうのか、その背景にある技術的な事情や、日本市場特有のユーザー心理、そして住宅環境とのミスマッチについて、私なりに徹底的に整理してみました。噂の正体を論理的に暴いていきましょう。

どこの国のメーカーか気になる中国製品への不安

何十年もシャープだった東梅田のショーウィンドウが今では中国ハイアールのアクアに変わった。冷蔵庫には広告塔になっている羽生結弦の直筆サインも。この調子で日本の家電は中華に変って行くのだろうな…次は自動車産業、トヨタには何とか対中国で頑張って欲しい。 pic.twitter.com/heWzcjQix9

— 赤海鼠磯吉 (@tatsuromania) May 20, 2025

まず一番の大きな要因は、やはり「中国メーカーである」という点に対する漠然とした、しかし根強い不安ではないでしょうか。正直なところ、一昔前の「中国製品＝粗悪品、コピー品、すぐ壊れる」というイメージがまだ私たちの頭のどこかに残っているため、どうしても品質を疑ってしまう気持ちは分かります。「コンセントから火が出るんじゃないか」「プラスチックが溶けるんじゃないか」といった極端なイメージを持つ人も、悲しいかなゼロではありません。

世界シェアNo.1の実力派企業という事実

でも実は、現在のハイアール（Haier）は、私たちがイメージしているような「新興の格安メーカー」とはレベルが全く違います。ユーロモニター・インターナショナルの調査データによると、ハイアールは大型家電ブランドとして10年以上連続で世界シェアNo.1を獲得している、とんでもない巨大グローバル企業なんです。アジアだけでなく、品質基準に厳しいヨーロッパやアメリカでも広く受け入れられています。

さらに、ハイアールは米国のGE Appliances（ゼネラル・エレクトリックの家電部門）、ニュージーランドのFisher & Paykel、イタリアのCandyといった、世界の名だたる家電ブランドを次々と傘下に収めています。つまり、世界中の技術とノウハウが集まる「家電の巨人」なんですね。

日本のDNA「三洋電機」を継承したハイブリッド

そして、私が個人的に一番面白いなと感じ、信頼できると思ったポイントがここです。実はハイアール、2011年に日本の大手家電メーカーだった「三洋電機（SANYO）」の白物家電事業を買収しているんです。これ、単に「SANYO」というブランド名の使用権を買っただけではありません。

つまり、資本こそ中国ですが、中身（設計思想や品質管理のノウハウ、洗浄技術の基礎）には日本の技術やDNAが色濃く残っているということなんです。これを「単なる得体の知れない海外製品」と切り捨ててしまうのは、あまりにももったいない話だと思いませんか？ 日本の狭い住宅事情や、高温多湿な気候、硬水と軟水の違いなどを知り尽くしたプロたちが作っている。そう考えると、見え方がガラッと変わってきますよね。

すぐ壊れるという噂と故障率の真実

次に気になるのが、「買って半年で壊れた」「ソニータイマーならぬハイアールタイマーがある」といった耐久性に関する口コミです。自分の買った洗濯機がある日突然動かなくなったら…洗濯物が溜まってコインランドリーに通う日々と出費を想像すると怖くなりますが、これには「統計的なマジック」と「分母の大きさ」が大きく関係していると私は見ています。

「分母」が違えば「件数」も違う

前述の通り、ハイアールは世界シェアNo.1であり、日本国内の一人暮らし用冷蔵庫や洗濯機においてもトップクラスのシェアを持っています。新生活シーズンになると、家電量販店やネット通販で飛ぶように売れています。つまり、爆発的に売れているため、当然ながら使用者の絶対数がものすごく多いんです。

少し計算してみましょう。仮に故障率が日本メーカーと同じ「1％」だったとします。1万台しか売れていないメーカーなら故障は100件ですが、100万台売れているハイアールなら、故障件数は1万件にもなります。確率は同じでも、件数だけで見ると100倍も「壊れた」という事例が発生するわけです。

さらにネット上では、「問題なく快適に使えています」という満足の声よりも、「壊れた！ふざけるな！二度と買わない！」という怒りの声の方がエネルギーが強く、書き込まれやすいし拡散されやすいという性質があります（ネガティビティ・バイアスと言います）。これにより、どうしても実際以上に故障が多いように見えてしまう錯覚が起きている可能性が高いかなと思います。

初期不良と配送・設置の問題

もちろん、工業製品なので初期不良ゼロというのは不可能です。ただ、洗濯機の「水漏れ」などのトラブルに関しては、製品そのものの欠陥というよりは、引っ越し業者やユーザー自身の「設置ミス」が原因であるケースも少なくありません。

• 給水ホースのナットが斜めにねじ込まれている
• 排水ホースが折れ曲がって水が流れない
• ポケットにヘアピンや硬貨を入れたまま洗濯して詰まらせた

こういったユーザー起因のトラブルも、ネット上では「ハイアール壊れた」としてカウントされがちです。構造的に「壊れやすいように手抜きで作られている」という事実はなく、むしろ世界基準の厳しい耐久テストをクリアしている製品です。あまり神経質になりすぎず、「万が一初期不良に当たったら交換してもらえばいい」くらいの気持ちで構えておくのが、精神衛生的にも良いかもしれません。

洗濯機の音がうるさいと感じる環境

ハイアールの洗濯機全然使えるけど結構うるさい気がする

— 🍣 (@Josephine0918) November 4, 2019

さて、ここからはより具体的なデメリットの話です。洗濯機の騒音に関しては、正直に言いますが、確かに「やめとけ」と言われるだけの理由がある場合もあります。特に2万円〜3万円台の低価格帯モデル（JWシリーズのエントリーモデルなど）に関しては、静音性を重視した「インバーター制御」が搭載されていないことが多いからです。

インバーター制御の有無が運命の分かれ道

洗濯機には、モーターの回転数を細かく制御して静かに回す「インバーター搭載機」と、オンかオフかの全力運転しかできない「非インバーター機」があります。国内大手メーカーの上位モデルはほとんどインバーター搭載ですが、ハイアールの安価なモデルはコストカットのために非搭載（ベルト駆動など）が多いため、脱水時などに「ウィーン！ガシャン！ゴゴゴゴ！」といった運転音が大きくなりがちです。

住環境との相性をチェック

ただ、これは「欠陥」ではなく、コストを抑えるための「仕様」なんですよね。問題は、あなたの住環境との相性です。

• 築年数の古い木造アパートの2階以上に住んでいる
• 壁が薄くて隣の人のくしゃみや話し声が聞こえる
• 仕事が忙しくて深夜（22時以降）や早朝にしか洗濯できない

もしこれらに当てはまるなら、ハイアールの安価なモデルは避けたほうが無難かもしれません。騒音トラブルはご近所問題に直結するからです。逆に言えば、鉄筋コンクリート（RC造）のマンションで防音性がしっかりしている場合や、日中の明るい時間帯に洗濯ができるライフスタイルの人であれば、そこまで気にするレベルではないとも言えます。「音」をどこまで許容できるか、自分の生活リズムと相談してみてください。

冷蔵庫の異音やコンプレッサー音の原因

札幌のマンスリーマンションに置いてある「ハイアール」製の冷蔵庫。コンプレッサーの稼働音がうるさい他に、意味不明の「コポコポ」「グジュグジュ」という音がうるさくて、夜ロクに眠れません。ネットで検索すると出るわ出るわ「うるさい」という評判。中華製の冷蔵庫は使うものではないです。 pic.twitter.com/8Cue3omqJy

— 木之本レール(Kinomoto Rail) (@kinomoto999) February 5, 2023

洗濯機と並んでよく聞くのが、冷蔵庫の「ブーン」「ジー」「カチッ」という音が気になるという声です。これも洗濯機と同様に、コストダウンのためにインバーター制御ではないコンプレッサー（冷却装置の心臓部）を使っているモデルで起こりやすい現象です。

ワンルーム特有の「枕元冷蔵庫」問題

特に夏場など、部屋が暑くなると冷蔵庫は庫内を冷やすために必死になります。インバーター非搭載モデルは、全力でコンプレッサーを回して冷やし、冷えたら止める、温度が上がったらまた全力で回す…という動作を繰り返します。この「動き出す瞬間」の起動音や、「全力運転中」の低周波振動が、床や壁に伝わって「共振」してしまうと、結構な不快音になります。

ここで最大の問題になるのが、一人暮らしのワンルーム（1R、1K）という間取りです。キッチンと居室の仕切りがない、あるいはあってもドアを開けっ放しにしている場合、冷蔵庫とベッドの距離が1〜2メートルしかないという状況も珍しくありません。人間は寝ようとして静かになった時、小さな環境音でも敏感に感じ取ってしまいます。

「枕元で冷蔵庫が低い音で唸っている」ような状況になれば、それは誰だって「うるさい！眠れない！やめとけ！」と言いたくなるはずです。もしあなたが音に敏感で、かつワンルームに住む予定なら、少し予算を足してでも静音設計（約23dB以下など）の国内メーカーを選ぶか、防振対策を徹底することを前提に考えたほうが良いでしょう。

評判が最悪だという口コミの誤解

質問！！洗濯機何使ってる？！
ハイアール音うるさいって口コミ見て迷ってる。。

— わtterべ (@watabe723) May 14, 2020

ネットの口コミ掲示板やSNSを見ていると、「機能が少なすぎる」「安っぽい」「乾燥機能がついてないなんて信じられない」「洗剤の自動投入がないのは不便」という不満も見かけますが、これは「期待値のミスマッチ」が大きいんじゃないかなと私は強く感じます。

価格差＝機能差という当たり前の事実

例えば、3万円で買えるハイアールの全自動洗濯機と、20万円以上する国内メーカーの最新ドラム式洗濯機を比べて「ハイアールは全然ダメだ、乾燥もできないしスマホ連携もない」と評価するのは、少し酷な話ですよね。価格が5分の1以下なら、機能や静音性、質感などのコストが削られているのは、ある意味で経済の理として当然のことです。

「やめとけ」と強い言葉で批判している声の主は、もしかしたらご自身のライフスタイルにはもっとハイスペックで高価な家電が必要だったのに、値段の安さにつられてスペック不足の製品を選んでしまった人なのかもしれません。私たちはそうならないよう、自分に必要な機能と価格のバランスを冷静に見極める必要があります。

 

ハイアールはやめとけという声を気にしない選び方

ネガティブな意見の正体がわかってきたところで、じゃあ逆に「どんな人なら買ってもいいのか」「どう選べば後悔しないのか」について、ポジティブな側面から見ていきましょう。リスクを知った上で賢く選べば、これほどお財布に優しく、頼りになるメーカーはありません。

安い理由とコスパ最強のメリット

ハイアール製品の最大の魅力は、なんといってもその圧倒的な安さですよね。新生活セットで冷蔵庫と洗濯機を揃えても5万円でお釣りが来るような価格設定は、他メーカーではなかなか真似できません。電子レンジや炊飯器を合わせても、国内メーカーの洗濯機1台分より安いことすらあります。

なぜここまで安くできるのか？

「安いから悪い部品を使っている」と思われがちですが、そう単純ではありません。主な理由は以下の2点です。

1. 世界規模のスケールメリット：
   世界中で何千万台も生産・販売しているため、モーターやコンプレッサー、鋼板といった部品の大量調達によるコストダウン効果が凄まじいこと。日本のメーカーが数万台単位で部品を買うのに対し、ハイアールは数百万台単位で買うため、原価が圧倒的に下がります。
2. 機能の「断捨離」：
   Wi-Fi機能や、喋る機能、複雑なセンサー、自動投入機能など、多くの人が実は使っていない高価な付加機能をバッサリと削ぎ落とし、シンプルに「冷やす」「洗う」ことに特化していること。

余計な機能を省いてくれたおかげで、私たちは安く家電を手に入れることができます。浮いた数万円の予算を、美味しい食事や旅行、趣味のアイテム、あるいは将来のための貯金に回したいと考えている新社会人や学生さんにとっては、これ以上ない強力な味方になってくれるはずです。

一人暮らしに特化したおすすめの機能

洗濯機届きました！

ハイアールのですが、思ったより音が静かでした
最低限の機能を備えており、ドライも出来るし、
風乾燥機能も付いてます

配達員の人が親切、丁寧

いい買い物しました pic.twitter.com/xoBwiuAXRc

— トオル (@SunTy48) June 9, 2020

「機能がシンプル」と言いましたが、実はハイアール、日本の単身者のリアルな生活実態に合わせて、かなり気の利いた独自の機能を搭載しています。「ただ安いだけ」ではないのが、元三洋電機の開発チームがいる強みです。私が「これはわかってるな〜！」と膝を打ったのが、洗濯機の「お急ぎコース10分」です。

「お急ぎコース10分」が神すぎる

「10分できれいに落ちるの？」と思うかもしれませんが、一人暮らしの洗濯物の多くは、泥汚れなどはなく、ワイシャツやTシャツの汗や皮脂を落とせば十分なものがほとんどです。理に適ったショートカット機能だと言えます。また、「洗えるスーツコース」や、ジェルボール洗剤の特性を引き出す「ジェルボールコース」など、若年層のトレンドに合わせた機能も充実しています。

冷凍食品時代の「巨大冷凍室」

また、冷蔵庫に関しても、自炊派には嬉しいポイントがあります。最近の日本の食生活では、忙しい平日のために週末に作り置きをしたり、業務スーパーなどで美味しい冷凍パスタや冷凍野菜を買いだめする人が急増しています。これに対し、ハイアールは「野菜室よりも冷凍室を大きくする」という大胆な設計のモデル（例：全体の40%近くが冷凍室など）を多数展開しています。

野菜はあまり買わないけど冷凍食品は山ほど買う、という現代人のライフスタイルに見事にフィットします。こういった「今の日本のリアルな生活」に合わせた設計は、日本の開発拠点がしっかりと機能している証拠であり、さすがシェアNo.1だなと感心させられます。

アクアとハイアールの違いと使い分け

洗濯機は家族も使って壊されるのが怖いのでアクアのやつ。前もハイアールだったから慣れたものよ😏日立と東芝も迷ったけど、本体電気代水道代諸々合わせてこっちが安かったんだ。
初回変な音したけど多分試運転では鳴らない音かな？少し様子見🙄 pic.twitter.com/mqCT9lspBU

— 利琉🌗 (@tana_poko) February 3, 2019

家電量販店に行くと、ハイアール製品の近くに「AQUA（アクア）」というブランドの製品も並んでいますよね。「あれ？これもハイアールなの？何が違うの？」と混乱する人も多いですが、実はこれ、同じハイアールグループのブランドなんです。でも、ここを混同して選んでしまうと失敗の元になります。

HaierとAQUAの決定的な違い

ざっくり言うと、親会社のブランドである「Haier」と、旧三洋電機のブランドを継承した「AQUA」では、ターゲット層とコンセプトが明確に分かれています。

もしあなたが「音の静かさ」や「衣類の痛みにくさ」「最新の洗浄技術（オゾン洗浄など）」を求めているなら、迷わず予算を足してAQUAを選ぶべきです。逆に、「とにかく安く揃えたい」「機能はシンプルでいいから動けばOK」ならHaierが正解です。

ネット上で「ハイアールを買ったけど機能が物足りない」と嘆く口コミの多くは、本来AQUAを買うべき層の人が、価格の安さにつられてHaierのエントリーモデルを選んでしまったケースに起因します。このブランドごとの棲み分けを正しく理解して選ぶことが、失敗しないための最大のコツかなと思います。

故障時のサポート体制と修理の対応

「壊れたらどうしよう」という不安に対してですが、ここも購入を決める重要な判断基準ですよね。「海外メーカーだから修理できないんじゃないか」「電話しても日本語が通じないんじゃないか」「部品を取り寄せるのに数ヶ月かかるんじゃないか」なんて不安の声もたまに聞きますが、結論から言うと、今のハイアールに関してはその心配はほぼ無用です。

日本国内に根付いた強固なサポート網

日本法人の「ハイアールジャパンセールス株式会社」が、長年かけて国内にしっかりとしたサポート体制を構築しています。

• 365日対応のコールセンター：
  年中無休（9:00〜18:30）で問い合わせを受け付けています。もちろん日本人スタッフ、または日本語が流暢なスタッフが対応します。
• 全国の量販店との提携：
  ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダデンキ、エディオンなど、大手家電量販店で普通に販売されている製品です。つまり、購入店の延長保証や修理受付カウンターがそのまま利用できます。
• 部品の保有期間：
  日本の「家庭用電気製品の補修用性能部品表示対象品目と保有期間」というルールに則って、製造打ち切り後も一定期間（洗濯機なら6年など）は部品を保有しています。

いわゆる、ネット通販だけで売っている「名ばかりのジェネリック家電メーカー」とは違い、修理網の信頼度は段違いです。「壊れたら中国に送り返すわけではない」という安心感は大きいですよね。正規ルートで購入していれば、パナソニックや日立といった日本の家電メーカーと同じような感覚でアフターサービスを受けられます。ただし、ネットオークションやフリマアプリなどで出回っている怪しい「並行輸入品」などは保証対象外になることがあるので、そこだけは注意してください。

おしゃれなデザイン家電としての魅力

1〜2人用のドラム式洗濯機ならハイアールのAITOおすすめ。まず何よりデザインがおしゃれ。タッチパネルのメニューは普段は消えてます。乾燥機能ないけど、これで10万円以内はすごい。今のところ2ヶ月使って問題なし、ドラム式の割には静かでいい買い物できたなって思う！#ドラム式洗濯機　#家電 pic.twitter.com/KxxSoaz03X

— momo＠コスメ・ファッション (@mpcosme) January 2, 2023

個人的にすごく推したいのが、ここ数年のハイアール製品のデザイン性の高さです。一昔前の安い家電といえば、野暮ったいデザインや、すぐに黄ばみそうな安っぽいプラスチック感、そして無駄に主張するロゴがお決まりでしたが、ハイアールはその常識を覆しました。

インテリアに馴染む「見せる家電」

例えば、「URBAN CAFE SERIES（アーバンカフェシリーズ）」のように、ステンレス調のシルバーや、マットな質感のブラック、シンプルで清潔感のあるホワイトなど、かなり見た目にこだわったモデルを展開しています。ロゴも控えめでシンプルです。

ワンルームマンションだと、玄関を開けたら廊下にキッチンがあり、すぐに冷蔵庫が視界に入る…なんて間取りも多いですよね。友人を招いた時、一番最初に見えるのが冷蔵庫だったりします。そんな時、生活感丸出しの白物家電が置いてあるよりも、インテリアの一部になるようなスタイリッシュな家電が置いてあるほうが、部屋全体の雰囲気がグッと良くなりますし、家に帰るのが楽しみになります。

機能スペックだけでなく、「見た目が好きだから選ぶ」「部屋の壁紙に合うから選ぶ」というのも、毎日目にする家電選びにおいては立派な理由の一つだと私は思います。デザインが良いと、不思議と愛着も湧いてくるものです。

結論：ハイアールはやめとけとは限らない

ここまで、ネガティブな評判の裏側から、意外なメリット、サポート体制の真実まで詳しく見てきました。「ハイアール やめとけ」というネット上の言葉を、必ずしも鵜呑みにする必要はないということがお分かりいただけたかと思います。

確かに、神経質なほど音に敏感な人や、一つの家電を20年以上使い続けたい人、あるいは最新のAI機能やスマホ連携を楽しみたい人には、ハイアール（Haierブランド）は向かないかもしれません。そういう方は、予算を上げて国内大手メーカーやAQUAを選ぶのが幸せな選択でしょう。

しかし、以下のような方にとっては、ハイアールは間違いなく「コスパ最強の賢い選択肢」になります。

• 新生活の初期費用をとにかく抑えて、浮いたお金を他に回したい人
• 日中に洗濯ができる、あるいは音をあまり気にしない人
• 冷凍食品をよく活用する自炊派の人
• シンプルでスタイリッシュなデザインが好きな人
• 家電にお金をかけるより、趣味や体験、旅行にお金を使いたい人

大切なのは、世間の評判に流されるのではなく、自分の住環境（壁の薄さや間取り）と、家電に求める優先順位をはっきりさせることです。「安さは正義」と割り切れるなら、ハイアールはあなたの新生活を強力にサポートしてくれる頼もしい相棒になるはずですよ。