ハーブ健康本舗は怪しい?行政処分や解約トラブルの真相を検証

口コミ・評判
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ネットでダイエットサプリや健康茶を探していると、SNSの広告やランキングサイトで頻繁に目にするのが「ハーブ健康本舗」という名前ですよね。特に「モリモリスリム」や「シボヘール」といった商品は知名度が高く、ドラッグストアなどでも見かけることがあるため、気になっている方も多いのではないでしょうか。

でも、いざ購入しようと思って検索窓に企業名や商品名を入れると、「怪しい」「行政処分」「電話しつこい」「解約できない」といった、何とも不穏なサジェストキーワードがズラリと並んでいて、思わず手を止めてしまった経験はありませんか?「自分の体に入れるものだし、変な会社だったら怖いな…」と不安になるのは当然の心理です。

実は、この「怪しい」という評判には、単なるネット上の悪口レベルの話ではなく、過去に消費者庁から受けた指摘や、商品に含まれる強力すぎる成分による副作用、そして定期購入という販売形態特有の解約トラブルなど、明確な火種が存在します。私自身も最初は「本当にお茶だけでスッキリするの?逆に体に悪いんじゃ?」と半信半疑でしたが、詳しく調べていくうちに、ネット上の噂と、実際に私たちが気をつけなければならないリスクの境界線がはっきりと見えてきました。

この記事では、ハーブ健康本舗にまつわる黒い噂の真相から、安全に商品を利用するための具体的な対策、そして万が一の時の解約方法まで、私の視点で徹底的に解説していきます。企業を持ち上げるわけでも、過度に批判するわけでもなく、あくまでフラットな視点で事実をお伝えしますので、ぜひ判断材料にしてください。

【この記事で分かること】

  • 過去に行政処分を受けた事実と現在の広告表現の安全性
  • モリモリスリムなどに含まれる成分のリスクと正しい飲み方
  • 「解約できない」という口コミのカラクリと確実な手続き方法
  • 怪しい会社というイメージを覆す現在の企業活動と信頼性

ハーブ健康本舗が怪しいとされる理由と過去の行政処分

そもそも、なぜここまで「怪しい」と言われ続けているのでしょうか。火のない所に煙は立たないと言いますが、深掘りしてみるとやはり、過去に起きた法的なトラブルや、商品特性ゆえの誤解が大きな原因になっているようです。ここでは、ネット上の噂の根源となっている事実関係について整理してみましょう。

過去の措置命令と景品表示法違反の真実

まず避けて通れないのが、過去に受けた行政処分の話ですね。検索すると必ずと言っていいほど出てくるこの話題ですが、実はハーブ健康本舗は、2014年(平成26年)に消費者庁から景品表示法違反(優良誤認)に基づく措置命令を受けています。これは隠しようのない事実です。

何が問題視されたのか?

具体的に何が問題だったかというと、当時の広告表現です。ダイエットサプリメントの販売において、「食事制限や運動をしなくても、飲むだけで激痩せする」かのような、消費者の期待を過剰に煽る表現を使っていたことが指摘されました。「好きなだけ食べてもカロリーがカットされる」といった魔法のような効果を謳っていましたが、消費者庁がその裏付けとなる根拠資料の提出を求めたところ、提出された資料は「合理的な裏付けがあるとは認められない」と判断されてしまったんですね。

つまり、当時は「商品の実力以上に、効果を大げさに宣伝しすぎていた」というわけです。これが優良誤認にあたると認定されました。

ここがポイント
このニュース記事や消費者庁の公表資料が、ネット上にデジタルアーカイブとして残り続けているため、今でも社名で検索すると「違反企業」「行政処分」というネガティブな情報が上位に出てきてしまうんです。これが「怪しい」という第一印象の最大の原因ですね。

現在はどうなっている?

ただ、これは10年以上前の話であり、この一件以降、ハーブ健康本舗だけでなく健康食品業界全体の広告ルールが劇的に厳しくなりました。現在販売されている「シボヘール」などは、国の制度である「機能性表示食品」として正式に届け出がされています。

機能性表示食品とは、事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品のことです。「脂肪を減らすのを助ける」といった表現は、しっかりとした研究レビューや臨床試験データに基づいて行われています。かつてのような「飲むだけで魔法のように痩せる」といった根拠のない過激な広告は姿を消しており、現在は法律を遵守した堅実な運用に変わっていると言えます。過去の失敗を反省し、体制を立て直したと見るのが自然かなと思います。

モリモリスリムの副作用と危険性の実態

次に多いのが、商品の「効きすぎ」による恐怖体験です。特に看板商品である「モリモリスリム」に関しては、「飲んだら腹痛で動けなくなった」「トイレから出られず会社を遅刻した」「下痢が止まらない」といった、悲鳴のような口コミがネット上で少なくありません。

「自然由来=安全」という誤解

多くの人は、「ハーブティーだし、薬じゃないから体に優しいだろう」という軽い気持ちで飲み始めます。パッケージにも「自然植物由来」といった安心感を誘う言葉が並んでいますよね。しかし、実際に飲んでみると、人によっては下剤を飲んだ時のような激しい反応が出ることがあります。

このギャップがあまりにも激しいため、「これって毒なんじゃないの?」「怪しい下剤成分がこっそり入ってるのでは?」と疑心暗鬼になってしまうユーザーが後を絶ちません。これが「ハーブ健康本舗 怪しい」という検索クエリにつながる大きな要因の一つです。

効果の裏返しとしての副作用

私たちが理解しておかなければならないのは、「強力に出る」という結果には、必ず生理学的な理由があるということです。単にお茶を飲んだだけで、長年の頑固な便秘が解消されるには、腸を強制的に動かす何らかの作用が働いています。

ハーブ健康本舗の商品が「詐欺で全く効かない」ならまだマシ(お金の問題だけ)かもしれませんが、「効きすぎて体調を崩す」というのは健康被害に直結するため、より深刻です。単なる健康茶だと思ってガブガブ飲むのは、実はかなりリスキーな行為だということを、購入前に知っておく必要があります。

キャンドルブッシュによる下痢や腹痛

では、なぜそんなにお腹が痛くなるのでしょうか。その正体は、モリモリスリムなどのデトックスティーの主成分である「ゴールデンキャンドル(別名:キャンドルブッシュ、カッシア・アラタ)」に含まれる「センノシド」という成分です。

センノシドとは何か?

実はこのセンノシド、病院で処方される便秘治療薬(下剤)である「センナ」に含まれる成分と全く同じものです。日本では、センナの「実や葉」は医薬品として扱われますが、同属植物であるキャンドルブッシュは全草が「食品」として扱われているという、いわば法律のグレーゾーン的な位置づけにあります。

しかし、法律上の区分がどうあれ、体の中に入れば化学反応は同じです。摂取されたセンノシドは腸内細菌によって代謝され、大腸の粘膜を直接刺激して、蠕動(ぜんどう)運動を無理やり引き起こします。これによって排便を促すわけですが、その作用が強すぎると、激しい腹痛や下痢につながるのです。

国民生活センターも注意喚起
過去には国民生活センターが、キャンドルブッシュを含む健康茶に対して「人によっては激しい下痢を起こす可能性がある」とし、医薬品レベルの成分量が含まれている商品もあるとして注意喚起を行っています。

(出典:独立行政法人国民生活センター『キャンドルブッシュを含む健康茶-下剤成分(センノシド)を含むため過剰摂取に注意-』

煮出し時間によるリスクの増大

特に注意したいのが、ティーバッグの「煮出し時間」です。国民生活センターのテストでも明らかになっていますが、長く煮出せば煮出すほど、お湯の中に溶け出すセンノシドの量は激増します。

ユーザー心理として「早く痩せたい」「もっとスッキリしたい」と思うと、つい推奨時間(2〜3分)を超えて、10分以上煮出したり、ティーバッグをカップに入れっぱなしにして飲んだりしてしまいがちです。こうなると、市販の下剤薬の規定量を超える成分を一度に摂取することになりかねません。結果として、救急搬送レベルの腹痛に襲われる…という事故が起きています。これは商品が怪しいというよりは、強力な作用を持つ成分であることを認識せず、安易に過剰摂取してしまう使い方の問題とも言えます。

シボヘールの効果に関する口コミと評判

ダイエットサプリの「シボヘール」に関しても、「詐欺だ」「全然痩せない」「金の無駄」という辛辣な口コミを見かけることがあります。これに関しても、広告のイメージと実際の効果に大きなギャップがあることが原因かなと思います。

機能性表示食品の限界

シボヘールは「葛の花由来イソフラボン」を関与成分とした機能性表示食品です。この成分には確かに「肥満気味な方の脂肪を減らすのを助ける」という研究データが存在します。しかし、あくまで「助ける」ものであり、「飲めば脂肪が消滅する」ものではありません。

メーカー側も推奨していますが、効果を実感するためには適度な運動とバランスの取れた食事が前提となり、さらに3ヶ月程度の継続が必要とされています。つまり、即効性はほとんどありません。

広告イメージと現実の乖離

しかし、どうしても広告のビジュアル(お腹がスッキリした写真や、脂肪が燃えるようなイメージ図)を見ると、「これを飲めば、今の生活のままで、暴飲暴食しても痩せられるんじゃないか?」といった過度な期待を持ってしまいがちですよね。

その結果、運動も食事制限もせずにサプリだけを飲み続け、3ヶ月後に体重計に乗って「1キロも減ってない!騙された!怪しい会社だ!」という怒りを爆発させることになります。これはサプリメント全般に言えることですが、「魔法の薬ではない」という冷静な視点を持つことが大切です。逆に言えば、サポート役として割り切って使える人には、一定の評価をされている商品でもあります。

ブラック企業という噂や社員の評価

商品のことだけでなく、企業そのものの体質についても「怪しい」と検索されているようです。特に就職活動中の学生さんや、企業の倫理観を重視する方にとっては気になりますよね。

「体育会系」「激務」の口コミ

転職会議やOpenWorkなどの企業口コミサイトを徹底的にリサーチしてみると、確かに「体育会系」「残業が多い」「業務量に対して人が足りていない」といった声が散見されます。急成長している通販ベンチャー企業にありがちな、イケイケドンドンな雰囲気についていけない人にとっては、過酷な環境であり「ブラック」と映るのかもしれません。

また、コールセンター業務においては「効率重視で、お客様一人ひとりに時間をかけすぎると指導される」といった書き込みも見られました。これが、ユーザーが電話対応で感じる「事務的」「冷たい」という印象につながっている可能性は否定できません。

成長企業としての側面

一方で、ネガティブな意見ばかりではありません。福岡の天神エリア(大名)に綺麗な自社ビルやオフィスを構えており、職場環境の美化には非常に力を入れているようです。また、女性管理職が多く活躍していたり、産休・育休からの復帰実績があったりと、意欲のある人にとってはキャリアアップのチャンスが多い「実力主義の会社」であることも読み取れます。

単に「怪しい地下組織」のような実体のない会社ではなく、良くも悪くも数字を追うことにストイックな、急成長中のベンチャー企業というのが実態に近いのではないでしょうか。

 

ハーブ健康本舗は怪しい会社なのか現在の実態を検証

ここまでネガティブな要素を包み隠さず見てきましたが、では現在進行形で「利用者にとって危険な会社」なのでしょうか?ここからは、最もトラブルになりやすい「契約」や「解約」の実態を中心に、現在のハーブ健康本舗の信頼性を検証していきます。

定期購入が解約できないトラブルの原因

「解約できない」「勝手に送りつけられた」「詐欺だ」というトラブル。これはハーブ健康本舗に限らず、D2C(単品通販)業界全体の問題でもありますが、やはりここでも多くの誤解とシステム上の壁が生じています。

「お試し」のつもりが「定期契約」に

一番多いパターンは、「1回だけのお試しのつもりで注文したのに、実は定期コースだった」というケースです。広告では「初回限定980円!」などが大きく強調されていますが、その条件として「自動的に毎月届く定期コースへの加入」がセットになっていることがほとんどです。

ここをチェック!
現在は特定商取引法の改正により、最終確認画面で定期契約であることを明示する義務がありますが、それでも「文字が小さくて読まなかった」「安さに目がくらんでスクロールして飛ばした」ということが起こりがちです。まずは「自分が何に申し込んでいるのか」を冷静に確認する必要があります。

「10日前ルール」という鉄の掟

そして、解約トラブルの核心にあるのが「次回お届け予定日の10日前までに連絡すること」というルールです。これを1日でも、極端な話1分でも過ぎると、システム上で出荷準備が確定してしまい、どうあがいても次回の解約はできなくなります。

例えば、商品が届いてから「1週間くらい試してから継続するか決めよう」とのんびり構えていると、あっという間に次回発送の準備期間(10日前)に入ってしまいます。電話をかけた時には時すでに遅し、「今回は解約できません(次回からになります)」と言われ、「解約させてくれない悪質業者だ!」という不満につながるのです。この仕組みを理解していないと、確実にトラブルになります。

電話がつながらない時の解約手続き

「解約の電話をしたのに全然つながらない!わざと繋げないようにしている引き伸ばし工作だ!」という怒りの口コミもよく見かけます。確かに、休み明けの月曜日や、お昼休みの時間帯などは電話が殺到して、数十分待たされることもあるようです。

現在はWEBで完結できる

しかし、実は現在、電話以外にも非常にスムーズな解約手段が用意されているのをご存知でしょうか?以前は「解約は電話のみ」という時代もあったようですが、現在は改善されています。

解約方法 受付時間 特徴・メリット
電話 平日日中のみ 混雑時は待ち時間が長い。オペレーターと直接話せる安心感はあるが、引き止められる不安も。
WEBマイページ 24時間 ログインしてメニューから選ぶだけで手続き可能。誰とも話さずに済むので一番確実でストレスフリー。
チャット 24時間(自動) LINEのような形式で、選択肢を選んでいくだけで手続きできる。待ち時間なし。

このように、マイページやチャットを活用すれば、夜中でも早朝でも、通勤電車の中でもサクッと手続きが完了します。「電話が繋がらないから解約できない」というのは、今のシステムでは通用しない言い訳になりつつあります。もし電話が繋がらないストレスを感じているなら、すぐにスマホからWEB手続きを行うことを強くおすすめします。

商品の返品や返金保証を受ける条件

「全額返金保証付き」と書かれていても、その適用条件はかなりシビアです。ここも「話が違う!」と怪しまれる火種になっています。

返金保証の落とし穴

例えば、「開封後でも返品OK」というキャンペーンがあったとしても、それは無条件ではありません。通常、以下のような厳しい条件がセットになっています。

  • 商品到着後10日以内の連絡であること
  • 事前に必ず電話連絡を入れること(連絡なしの返送はNG)
  • 商品のパッケージや納品書などを全て返送すること
  • 返送料は自己負担であること
  • 追跡可能な方法(宅配便など)で送ること

特に多いのが、「全部飲み終わって効果がなかったから返金して」というケースや、「面倒だから連絡せずに着払いで送りつけた」というケースです。これらは当然ながら保証対象外となり、受け取りを拒否されます。「いつでも気に入らなければ返せる」と拡大解釈せず、契約条件を細部まで確認するリテラシーが求められます。

受取拒否は絶対NG
「解約が間に合わなかったから」「もう要らないから」といって、届いた商品を宅配業者に対して「受取拒否」するのは絶対にやめましょう。これをやると、往復の送料や事務手数料を後から請求されるだけでなく、社内ブラックリストに入り、今後この会社の商品を一切買えなくなる可能性があります。

現在の会社としての信頼性とCSR活動

いろいろと厳しいことも書きましたが、最後に企業の今の姿についても公平に触れておきたいと思います。怪しい会社かどうかの判断材料として、現在の活動内容は重要です。

社会貢献活動への注力

現在のハーブ健康本舗は、過去のネガティブなイメージを払拭するかのように、社会貢献活動(CSR)に非常に力を入れています。例えば、地元の九州大学へ寄付を行って研究活動を支援したり、地域の子供たちの安全を守る防犯ブザーを寄贈したり、「110番の家」に登録したりと、地域社会に根差した活動を展開しています。

単に「ネットで怪しい商品を売って逃げる会社」であれば、ここまで地元での信頼構築やアカデミックな連携に投資することは考えにくいです。「売るだけの会社」から「社会に貢献する企業」へと脱皮しようとしている姿勢は、客観的に評価できるポイントかなと思います。

コンプライアンスの強化

また、公式サイトでは転売行為や画像の無断使用、著作権侵害に対して非常に厳しい法的措置を取る旨を明記しています。これは一見すると厳しそうに見えますが、裏を返せば、組織としてのガバナンス(企業統治)や権利意識がしっかりしている証拠でもあります。少なくとも、代金を支払ったのに商品が届かないといった「詐欺会社」ではないことは断言できます。

結論:ハーブ健康本舗が怪しいという噂の真相

これまでの情報を総括すると、ハーブ健康本舗が「怪しい」と言われる背景には、以下の3つの要素が複雑に絡み合っていることがわかります。

  1. 過去の行政処分の記憶(今は改善されているが、ネット上に消えない記録が残っている)
  2. 強力な成分による副作用(お茶だと思って気軽に飲みすぎると、激しい腹痛を起こす)
  3. 定期購入のルール誤認(解約期限や条件をユーザーが把握しきれておらず、トラブルになる)

つまり、会社自体が悪質な詐欺を行っているわけではなく、「商品や契約の特性(リスク)をよく理解せずに利用すると、痛い目を見る可能性が高い」というのが真相です。

逆に言えば、キャンドルブッシュという成分の特性を理解して適切に量を調整し、定期購入の解約ルールをカレンダーにメモしてしっかり管理できる人にとっては、特に恐れるような相手ではありません。商品は確かに「出す」という点において強力な力を持っていますし、解約もWEBからスムーズにできる環境は整っています。

「怪しい」という噂に踊らされず、自分にとって本当に必要な商品かどうか、リスクとベネフィットを天秤にかけて冷静に判断することが大切ですね。もし試してみる場合は、まずは規定よりも薄めに煮出して、自分の体調と相談しながら慎重に始めてみることをおすすめします。

免責事項
本記事の情報は執筆時点での内容に基づいています。商品の仕様やキャンペーン条件、解約ルールなどは変更される可能性がありますので、正確な情報は必ず公式サイトをご確認ください。また、体調に異変を感じた場合は直ちに使用を中止し、専門医にご相談ください。

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