こたつ後付けヒーターのおすすめは?DIYと製品選びを完全解説

対処法
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冬が近づくと、こたつが恋しくなりますね。しかし、新しく購入するのは場所や予算の面でためらうかもしれません。この記事では「こたつ 後付け」に関心がある方へ、今ある普通のテーブルをこたつに変える方法や、ダイニングテーブルをこたつにする方法を解説します。

こたつ後付けDIYの手順と注意点をはじめ、失敗しないためのこたつ後付けヒーターの選び方、こたつ布団後付けのポイントまで詳しくご紹介。さらに、こたつ後付けおすすめ製品の比較や、ニトリで買える後付けこたつ用品、便利なこたつタイマー後付けで電気代節約を図るアイデア、そしてこたつ代わりになる暖房アイテムまで、幅広く情報をお届けします。後悔しない最適な選択を見つけましょう。

【この記事で分かること】

  • 今あるテーブルをこたつ化する方法が分かる
  • DIYでヒーターを取り付ける手順と注意点が学べる
  • おすすめの後付け製品やニトリの商品が比較できる
  • こたつ以外の暖房代替案や節約術が理解できる

こたつ後付けの基本とDIY方法

ここでは、お手持ちのテーブルにヒーターを取り付けてこたつ化する基本的な方法や、DIYの手順について解説します。

  • 普通のテーブルをこたつに変える方法
  • ダイニングテーブルをこたつにする方法
  • こたつ後付けヒーターの選び方
  • こたつ後付けDIYの手順と注意点
  • こたつ布団後付けのポイント

普通のテーブルをこたつに変える方法

現在使用しているローテーブルや座卓を、こたつとして活用することは可能です。市販されている「後付けヒーターユニット」と「こたつ布団」さえあれば、多くの場合、DIYでこたつに変えられます。

ただし、どのようなテーブルでも無条件に取り付けられるわけではありません。いくつかの確認すべき点があります。

天板の素材と厚みの確認

まず確認したいのは、天板の素材と厚みです。ヒーターの熱が長時間加わるため、熱に弱いガラス製や、極端に薄い合板(ベニヤ板など)の天板は、変形や破損、最悪の場合は火災の原因となるため避けるべきです。 木製の天板であっても、十分な厚みがあるかを確認します。目安として、少なくとも2cm〜3cm程度の厚さがあると安心感が持てます。天板が薄すぎると、ヒーターの熱で反り(そり)が発生する可能性が高まります。

テーブルの構造:幕板の有無

次に、テーブルの構造が大切です。こたつには通常、天板の裏に「幕板(まくいた)」と呼ばれる四方を囲む板があり、この内側にヒーターが取り付けられます。お手持ちのテーブルにこの幕板があれば、ヒーターの固定が比較的容易になります。 幕板がある場合、ヒーターユニットが幕板の内部に隠れるため、外から見えにくく、足元のスペースも確保しやすいという利点があります。

もし幕板がないデザインのテーブルであれば、ヒーターユニットを直接天板の裏に固定する必要があります。この場合、ヒーターが外から見えやすくなったり、足元のスペースが少し狭くなったりする可能性を考慮しなくてはなりません。特に、ヒーターの出っ張りが足に当たりやすくなるため、なるべく薄型のフラットヒーターなどを選ぶと良いでしょう。

取り付けに適さないテーブル

以下のようなテーブルは、後付けに適していない可能性が高いため注意が必要です。

  • 折りたたみ式のテーブル: 脚の構造が複雑で、ヒーターの取り付けスペースが確保できない、または配線が折りたたみ機構に干渉する場合があります。

  • 天板の裏が平らでないテーブル: デザイン上、天板の裏に補強材が通っているなど、凹凸がある場合はヒーターを水平に固定できません。

  • 安定性に欠けるテーブル: ヒーターや布団を追加することで重量が増し、さらに人が寄りかかるため、元々グラつきやすいテーブルは危険です。

ダイニングテーブルをこたつにする方法

ダイニングテーブルも、後付けでこたつにできます。椅子に座ったまま温まれる「ダイニングこたつ(ハイタイプこたつ)」として利用できるため、床に座るのが難しい方や、食事や作業も同じ場所で済ませたい方に適しています。

基本的な方法はローテーブルと同様ですが、いくつか異なる点があります。

ヒーターユニットの選定

一つは、ヒーターユニットの選定です。ダイニングテーブルはローテーブルよりも高さがあるため、足元までしっかり温風が届くよう、ファン付きのヒーターや、ハイタイプ専用に設計された製品を選ぶことが望ましいです。 ファンが付いていると、温かい空気がこたつ内部で強制的に循環するため、足元まで熱が届きやすくなります。ファンがないタイプだと、熱が上部にこもり、膝ばかりが熱くて足先が冷たい、といった状況になりがちです。

こたつ布団の選び方

もう一つは、こたつ布団です。ダイニングこたつ用の布団は、椅子に座った際に足元を覆うため、丈が長い専用品が必要になります。 サイズは、テーブルの天板サイズに、床から天板までの高さを2倍した寸法を足し、さらに余裕分(約20cm程度)を加えたものが目安です。 また、椅子の出し入れがしやすいよう、布団の四隅にスリット(切れ込み)が入っているタイプを選ぶと利便性が高まります。

椅子との相性と注意点

ダイニングこたつにする場合、使用する椅子にも配慮が必要です。 キャスター付きの椅子は、こたつ布団の裾を踏んでしまい、布団を巻き込んだり、移動がスムーズにできなかったりするため、あまり適していません。 また、リクライニング機能や肘掛けが大きすぎる椅子も、こたつへの出入りがしにくくなる可能性があります。

最も注意すべきは、低温やけどのリスクです。椅子に座った際、膝や太ももがヒーターに近すぎると、自覚がないまま低温やけどを負う危険があります。 薄型のヒーターを選ぶか、取り付け位置を工夫して、足元に十分な空間(ヒーターと足が最低でも10cm以上離れる)を確保することが大切です。

こたつ後付けヒーターの選び方

こたつの心臓部であるヒーターユニットは、種類によって温まり方や特徴が異なります。テーブルのサイズや用途に合ったものを選ぶことが、快適なこたつライフの鍵となります。

ヒーターの発熱方式は、主に「石英管」「ハロゲン」「フラット」の3種類に分けられます。それぞれの特徴を理解して選びましょう。

ヒーターの種類

特徴

メリット

デメリット

石英管ヒーター

遠赤外線でじんわり温める。多くのこたつで採用。

体の芯から温まりやすい、比較的安価、寿命が長め

温まるまでに少し時間がかかる

ハロゲンヒーター

石英管より高出力で、スイッチを入れるとすぐに明るくなる。

即暖性が非常に高い、パワフル

寿命が石英管よりやや短い、価格が少し高め

フラットヒーター

ヒーター面が薄く、広範囲をカバーする。

こたつ内部が広々使える、隅々まで均一に温まる

温まるまで時間がかかる傾向、価格が高め

各ヒーター方式の詳細

  • 石英管ヒーター: 最も一般的で、コストパフォーマンスに優れます。遠赤外線効果で体の芯からじんわりと温めてくれます。温まるまで少し時間がかかりますが、一度温まると安定した熱を供給します。U字型に加工されているものが多く、熱が広範囲に届きやすい工夫がされています。

  • ハロゲンヒーター: スイッチを入れた瞬間に明るくなり、すぐに温かさを感じられる即暖性が魅力です。石英管よりも寿命は短い傾向にありますが、立ち上がりの速さを重視する方には適しています。

  • フラットヒーター: ヒーター部分が非常に薄い(厚さ2〜3cm程度)パネル状になっています。こたつ内部の空間を圧迫しないため、寝返りを打ったり、あぐらをかいたりしても足がヒーターに当たりにくいのが最大の利点です。ヒーター面が広いため、内部を均一に温められますが、石英管やハロゲンに比べてパワーは控えめで、温まるまでに時間がかかることがあります。

機能面での選び方

発熱方式だけでなく、搭載されている機能もチェックポイントです。

  • ファン(送風機能) ヒーターの熱をファンで強制的に循環させ、こたつ内部の温度ムラをなくします。特に大きめのテーブルや、前述のダイニングこたつにおすすめの機能です。ただし、ファンの作動音がわずかにする点は考慮しましょう。

  • コントローラーの種類 温度調節の方法も重要です。ヒーター本体に温度調節ダイヤルがある「中間スイッチ」タイプと、手元までコードが伸びている「手元コントローラー」タイプがあります。 手元コントローラーなら、こたつに入ったまま楽な姿勢で温度を細かく調節できるため便利です。さらに、手元コントローラーには「無段階調節(電子式)」と「段階調節(サーモスタット式)」があり、電子式の方がより細かく温度をコントロールでき、省エネにもつながります。

  • 人感センサー 人がこたつに入っている時だけ作動し、離れると自動でオフになる機能です。消し忘れを防ぎ、電気代の節約にも大きく貢献します。製品によっては、ペットなどには反応しないよう調整されているものもあります。

テーブルのサイズに合ったヒーターの消費電力(W数)を選ぶことも忘れてはなりません。一般的に、小さいテーブル(〜80cm角)なら500W程度、大きいテーブル(100cm幅以上)やダイニングタイプなら600W程度が目安とされています。

こたつ後付けDIYの手順と注意点

ヒーターユニットを購入したら、いよいよテーブルへの取り付けです。DIYはコストを抑えられますが、電気製品を扱うため、安全には細心の注意を払う必要があります。作業は自己責任となる点を理解した上で進めてください。

準備する道具

  • プラスドライバー(電動ドライバーがあれば尚良し)

  • メジャー(巻尺)

  • 鉛筆やマーカーペン(位置決めの印付け用)

  • (必要に応じて)キリ(ネジ穴の下穴開け用)

基本的なDIYの手順

  1. 準備: まず、テーブルを裏返して作業スペースを確保します。床が傷つかないよう、毛布やダンボールを敷くと良いでしょう。購入したヒーターユニット、付属のネジや金具、プラスドライバーを準備します。

  2. 位置決め: ヒーターユニットを天板裏の中央、または幕板の内側の中央に配置します。メジャーで天板裏の縦横の中心点を出し、鉛筆で印を付けます。足を入れたときに邪魔にならず、全体が均等に温まる位置を見定めます。

  3. 固定: ヒーターユニット本体、または付属のL字金具などを使用して、テーブルに固定します。幕板がある場合は幕板に、ない場合は天板の裏に直接ネジで固定します。天板に直接固定する際は、下穴を開けておくとネジが入りやすく、天板の割れを防げます。

  4. 配線処理: 電源コードが垂れ下がって足に絡まったり、無理な力がかかったりしないよう、付属のコードフックや市販の結束バンドなどでテーブルの脚や天板裏に固定します。

安全のための最重要注意点

作業のミスは、火災や感電、テーブルの破損に直結します。以下の点検は必ず行ってください。

  • ネジの長さ: 天板裏に直接固定する場合、使用するネジが天板を貫通しないか、必ず長さを確認します。目安は「天板の厚み – 5mm」程度です。短すぎると固定が不安定になり、長すぎると天板の表面にネジが突き抜けてしまいます。

  • 素材の確認: 前述の通り、天板が熱に耐えられる素材であることを再確認します。特にDIYで塗装した天板などは、塗料が熱で溶け出す可能性も考慮しなくてはなりません。熱に弱い樹脂製のテーブルは絶対に使用しないでください。

  • ヒーターとの距離: ヒーターの発熱部が、天板や幕板に密着しすぎないようにします。適切な空間(多くの製品で1cm以上)がないと熱がこもり、火災の原因となります。製品の取扱説明書に記載されている「必要空間」を必ず守ってください。

  • 確実な固定: ヒーターユニットがグラグラしないよう、全てのネジをしっかりと締めて固定します。不安定な状態での使用は、使用中の脱落や、異音、故障の原因となります。

DIYに少しでも不安がある場合は、無理をせず、作業を中断する勇気も大切です。

こたつ布団後付けのポイント

ヒーターの準備ができたら、次はこたつ布団です。こたつ布団は保温性を高めるだけでなく、デザインによって部屋の印象を大きく左右します。

選ぶ際の最大のポイントは「サイズ」です。サイズが小さすぎると隙間から冷気が入り込み、こたつの温かさが半減してしまいます。逆に大きすぎると、床に広がりすぎて邪魔になることがあります。 一般的なこたつ布団のサイズ目安は、「テーブルの天板サイズ +(プラス) 110cm~130cm四方」とされています。これは、天板から床に垂れる部分が、四方にそれぞれ約55cm〜65cmになる計算です。 例えば、80cm×80cmの正方形テーブルなら、190cm×190cmから210cm×210cm程度の布団が適しています。長方形のテーブル(例: 120cm×80cm)の場合は、長辺と短辺それぞれに110cm〜130cmを足したサイズ(例: 230cm×190cm程度)を選びます。

機能性や素材で選ぶ

  • 素材: フランネルやフリース素材は、肌触りが滑らかで保温性にも優れています。ただし、摩擦で毛玉(ピリング)ができやすい側面もあります。デザイン性を重視するなら、さまざまな柄が選べる綿素材も良いでしょう。

  • 省スペースタイプ: 布団の四隅が広がらないよう、マチが付いているタイプです。部屋をスッキリ見せたい場合や、スペースが限られている場合に適しています。ただし、四隅の布量が少ないため、保温性が通常タイプより若干劣る場合があります。

  • 洗濯可否: こたつ布団は食べこぼしなどで汚れやすいため、自宅の洗濯機で丸洗いできるタイプは衛生的で管理が楽になります。購入前に必ず洗濯表示タグを確認しましょう。

  • 天板固定: 布団に穴が開いており、天板とこたつ本体(やぐら)をネジで一緒に固定できるタイプもあります。こたつに入ったり出たりする際に布団がズレるストレスを軽減できます。

敷き布団と上掛け

こたつ布団には「掛け布団」のほかに、「敷き布団」もあります。敷き布団を併用することで、床からの冷気(底冷え)をシャットアウトし、保温性を格段に高めることができます。 また、掛け布団の上にさらにかける「上掛け(うわがけ)」を活用するのもおすすめです。上掛けを一枚かけるだけで、汚れ防止になり、洗濯の頻度を減らせます。また、手軽に部屋の雰囲気を変えることも可能です。

 

こたつ後付けヒーターにおすすめの製品と代替案

ここでは、具体的にどのような製品を選べばよいか、また、こたつの設置が難しい場合の代替案について紹介します。

  • こたつ後付けヒーターでおすすめの製品の比較
  • ニトリで買える後付けこたつ用品
  • こたつタイマー後付けで電気代節約
  • こたつ代わりになる暖房アイテム
  • まとめ:こたつ後付けヒーターで冬を快適に過ごそう

こたつ後付けヒーターでおすすめの製品の比較

後付け用のヒーターユニットは、いくつかのメーカーから販売されています。国内で高いシェアを持つのは「メトロ電気工業」であり、多くのこたつ製品に採用されています。ヒーター専門メーカーとしての信頼性が高く、機能やラインナップも豊富です。 他にも「山善(YAMAZEN)」や「ユアサプライムス」などが、特色ある製品を市場に出しています。山善は人感センサー付きなど、付加価値の高いモデルを手頃な価格で提供していることが多いです。

選ぶ際は、前述したヒーターの種類や機能に加え、現在使っているこたつのヒーターが故障した場合の「交換用」としても検討できます。多くの後付けヒーターは、一般的なこたつの幕板に取り付けられるよう、共通のネジ穴サイズ(例: 29cm角)を採用しています。

メーカー/製品例

主な特徴

コントローラー

推奨テーブルサイズ目安

メトロ電気工業 (MSU-501H)

薄型設計(U字型石英管)、ファン付き

手元コントローラー

75cm角~105cm幅

メトロ電気工業 (MHU-601E)

U字型ハロゲンヒーター、ファン付き

手元コントローラー(電子式)

80cm角~120cm幅

山善 (YHF-M606DN)

人感センサー搭載、ファン付き(U字型石英管)

手元コントローラー

80cm角~

ユアサプライムス (YKH-501H)

シンプルな石英管ヒーター、ファンなし

中間スイッチ

75cm角~

これらの製品は、多くの場合、ドライバー1本で交換・取り付けができるよう設計されています。 例えば、一人暮らし用の小さめのテーブルであれば、メトロ電気工業の「MSU-501H」のような薄型ファン付きがバランス良い選択肢となります。 リビングの大きめなテーブルや、即暖性を重視するなら、ハロゲンヒーターの「MHU-601E」が適しているでしょう。 消し忘れが心配な方には、山善の「YHF-M606DN」のような人感センサーモデルが安心です。

ただし、ご自身のテーブルの構造(幕板の有無やスペース)に適合するかは、購入前に製品の寸法をよく確認することが不可欠です。

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ニトリで買える後付けこたつ用品

ニトリでは、こたつ本体やこたつ布団のラインナップが非常に充実しています。ただし、「後付けヒーターユニット」単体での取り扱いは、時期や店舗によって異なるか、限定的である場合があります。過去に取り扱いがあったとしても、定番商品ではない可能性があるため、事前の在庫確認が必要です。

一方で、こたつ後付けに関連するアイテムは豊富に揃っています。 特にこたつ布団は、ニトリ独自の吸湿発熱素材「Nウォーム」を使用したシリーズが人気です。体から発散される水分を熱に変える機能素材で、保温性が高いだけでなく、デザインやサイズも多様で、部屋のインテリアに合わせて選べます。「Nウォーム」「Nウォーム スーパー」「Nウォーム ダブルスーパー」とランクがあり、温かさのレベルを選ぶことも可能です。 また、ダイニングこたつ用の布団や、省スペースタイプの布団も取り扱っています。

ヒーター以外で注目したいのが、天板のリメイク用品です。今あるテーブルの天板にヒーターを取り付けた後、見た目を一新したい場合、「こたつ天板シート」を使えば、手軽にデザインを変更できます。熱に強い素材でできているため、こたつにも使用可能です。 さらに、こたつ周りを快適にする「こたつ用座椅子」や「上掛け(うわがけ)」なども、ニトリで一式揃えることが可能です。ヒーターユニット本体を探すというよりは、こたつ環境をトータルでコーディネートする際に活用すると良いでしょう。

こたつタイマー後付けで電気代節約

こたつは快適ですが、つい電源を消し忘れてしまいがちな暖房器具でもあります。そこでおすすめなのが、コンセントタイマーの後付けです。

使い方は簡単で、こたつの電源プラグと壁のコンセントの間にタイマー機器を差し込むだけです。

タイマーの種類

  • ダイヤル式タイマー: 24時間を15分単位などで区切り、ピンを上下させることでON/OFFの時間を設定します。構造がシンプルで安価ですが、作動時にカチカチという音がする場合があります。

  • デジタル式タイマー: 液晶画面で曜日や時刻を細かく設定できます。「平日だけこの時間」「週末はこの時間」といった複雑なスケジュールも可能です。

  • スマートコンセント(スマートプラグ): スマートフォンのアプリで操作できる最新型です。遠隔操作で電源をON/OFFしたり、詳細なスケジュールを組んだり、音声アシスタント(AlexaやGoogle Home)と連携させたりできます。

導入のメリット

ダイヤル式やデジタル式で、電源がONになる時間とOFFになる時間を設定できます。例えば、「夜11時になったら自動で電源を切り、朝6時に自動で電源を入れる」といった設定が可能です。 これにより、就寝中や外出中の無駄な通電を確実に防ぐことができ、電気代の節約につながります。 また、就寝中のつけっぱなしによる低温やけどのリスクを低減させる安全対策としても非常に有効です。

最大の注意点:許容電力

購入時の注意点として、必ずこたつの消費電力(W数)に対応したタイマーを選ぶようにしてください。 こたつのヒーターの消費電力は500W〜600W程度ですが、タイマー側にも「許容電力(例:1500Wまで)」が定められています。こたつのW数がタイマーの許容量を超えていると、タイマーの故障や発火の原因となり大変危険です。照明器具用の容量が小さいタイマーを誤って使わないよう、必ず仕様を確認しましょう。

こたつ代わりになる暖房アイテム

「テーブルの構造上、どうしてもヒーターが取り付けられない」「DIYは不安がある」といった場合には、こたつの代わりになる暖房アイテムを検討するのも一つの方法です。

こたつの最大の魅力は「足元や下半身を局所的に、効率よく温める」点にあります。この点を代替できる製品を探してみましょう。

  • パネルヒーター(デスクヒーター) 机の下や足元に置いて使う、薄型のヒーターです。遠赤外線でじんわりと温めるものが多く、空気を汚さず静かなのが特徴です。こたつのように「空間」を作ることはできませんが、足元の冷え対策には有効です。三方を囲むタイプの製品や、床面にもパネルがあるタイプもあり、簡易的なこたつのように使えます。消費電力が100W〜200W程度と低いのも魅力です。

  • ホットカーペット(電気毛布) 床からの冷えを遮断し、直接温めることができます。こたつ布団の代わりに大きめの電気毛布やフリークロスをテーブルに掛け、ホットカーペットと併用すれば、簡易的なこたつのような温かさを再現できる場合があります。ただし、ヒーターユニットのような強力な温まり方は期待できません。

  • 一人用こたつ(デスクこたつ) 最初から一人用に設計された、小型のこたつです。机と椅子、布団がセットになっているものが多く、後付けの手間なくダイニングこたつのような環境が手に入ります。受験生やリモートワーカーの個室用として人気があります。

  • 着る毛布(はんてん) 暖房器具ではありませんが、最も手軽な代替案です。保温性の高い「着る毛布」や、日本の伝統的な「はんてん」を着用すれば、体感温度は大きく上がります。暖房器具と併用することで、設定温度を下げても快適に過ごせ、節電にも貢献します。

これらのアイテムは、こたつに比べて移動が容易であったり、消費電力が少なかったりするメリットもあります。ご自身のライフスタイルに合わせて比較検討してみてください。

まとめ:こたつ後付けヒーターで冬を快適に過ごそう

この記事では、今あるテーブルを活用したこたつの後付け方法について、多角的に解説してきました。最後に、重要なポイントをまとめます。

  • こたつの後付けはDIYでも実現可能
  • 普通のローテーブルや座卓にも取り付けられる
  • ダイニングテーブルもハイタイプこたつとして活用できる
  • 後付けにはヒーターユニットとこたつ布団が必須
  • テーブルの天板素材や厚みが熱に耐えられるか確認
  • ガラスや極端に薄い天板は危険
  • 幕板の有無がヒーター取り付けの難易度を左右する
  • ヒーターは石英管、ハロゲン、フラットの3種類が主流
  • 即暖性ならハロゲン、足元広々ならフラットヒーター
  • ファン付きは温度ムラをなくし、ダイニングにも最適
  • ヒーター選びではファンや手元コントローラーの有無も確認
  • DIY時は火災や感電のリスクに細心の注意を払う
  • ネジが天板を貫通しないよう長さを確認
  • こたつ布団のサイズは天板+110cm~130cmが目安
  • 敷き布団や上掛けの併用で保温性と清潔性が向上
  • ニトリはこたつ布団や関連グッズが豊富
  • Nウォームなど高機能素材の布団も選択肢になる
  • 後付けタイマーは消し忘れ防止と節電に役立つ
  • タイマーはこたつのW数に対応した製品を選ぶ
  • こたつが無理ならパネルヒーターや電気毛布も代替案になる

こたつの後付けは、正しく行えば冬の生活を格段に快適にしてくれます。安全性に十分配慮しながら、ご自宅に最適な方法で、温かい冬の準備を進めてみてはいかがでしょうか。

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