無印のアロマディフューザー。無駄のないデザインはシンプルなインテリアを好む人に人気ですが、購入後に良くなかった「欠点」と感じる点はないか、事前に確認したい方は多いようです。
例えば、アロマディフューザーで床がびしょびしょになる問題や、水を使わないアロマディフューザーは匂わないという疑問、超音波式のカビ発生と対策などは気になるところです。
また、アロマディフューザーは体に悪いのかといった安全性や、製品の寿命と使い方・お手入れの方法、オイル選びの注意点も知っておきたい情報です。
この記事では、2種のアロマディフューザーの口コミ比較も交えながら、コードレスモデルの利便性や注意点など網羅的な解説をしていきます。
【この記事で分かること】
- 無印のアロマディフューザーに関する主要な欠点と利用者の声
- 超音波式と水を使わないモデルの具体的な違いと選び方
- カビや故障を防ぐための正しいお手入れ方法と寿命
- 安全性やオイル選びに関する疑問点への回答
画像出典：https://www.muji.com/- 2種のアロマディフューザーの口コミを比較
- アロマディフューザーで床がびしょびしょ？
- 水を使わないアロマディフューザーは匂わない？
- 寿命と使い方・お手入れ
- 超音波式のカビ発生と対策
2種のアロマディフューザーの口コミを比較
無印良品では、主に水と超音波でミストを出す「超音波式」と、水を使わずにオイルを噴霧する「水を使わないアロマディフューザー」の2種類が展開されています。
それぞれの方式で、利用者が感じるメリットやデメリットは異なる傾向がありますが、口コミや検証結果を基に、主な特徴を比較検討します。どちらのタイプにも、デザインのシンプルさやライトの雰囲気といった共通の長所がありますが、ここでは機能面、特に欠点として挙げられがちな点に注目します。
超音波式（コードレスモデルなど）の口コミ傾向
無印のデカいアロマディフューザー、昔一度持っててデカいから捨てたのだが、結局これにまた戻ってきた……とにかくパワーが最強で満足度が高い pic.twitter.com/Sv3GzOGkbe
— taea🐶 (@ken_c_lo) September 11, 2025
超音波式は、ミストによる視覚的な癒しや、拡散スピードの速さが評価されています。検証記事によれば、コードレスモデルは起動から約5分で2.5m先まで香りが届く拡散力があり、手入れも比較的簡単な点が強みです。
一方で、複数の口コミで共通して指摘される懸念点も存在します。あるレビューでは、「水あり（超音波式）も持っているが、こちらも購入した」とした上で、「オイルの減りがとにかく早い」と、水を使わないモデルのコストパフォーマンスを指摘しています。また、別のレビューでは超音波式から水なしタイプに移行したものの、結局「また加湿タイプ（超音波式）に戻りました」と報告があり、これは水なしタイプの「香りが広がらない」「匂いが混ざる」といった欠点に起因するようです。
稼働音については、「コードレスアロマディフューザー」の検証記事によれば「ほぼ無音」と感じる人がいる一方、騒音計では美術館内と同レベルの46.0dBが計測されており、就寝時には音が気になる可能性が指摘されています。
水を使わないアロマディフューザーの口コミ傾向
使ってたアロマディフューザーが壊れちゃったので、無印で「水を使わない」ディフューザーなるものを買ってきました。
お水を使わないから、お手入れはしやすそう✨
小さいけど寝室用だから大丈夫かな…
オイルはいつも大好きなベルガモットの香りです♡#無印良品 pic.twitter.com/01UoPgQrDI— ちょんまゆげ*.❀ (@cyonmayuge) April 11, 2025
水を使わないタイプは、オイル本来の濃い香りを楽しめる点や、水を使わない手軽さ（カビの心配が少ない）が期待されます。しかし、データベースの口コミでは、このモデルの欠点に関する具体的な声が多数寄せられています。
「音がうるさい」「匂いが弱い」という意見が特に目立ちます。レビューでは「動作音が夜間に気になる」、「音が寝る時に気になる」と静音性の問題が指摘されています。
最も重要な「香り」に関しても、「全く香りはしない」「微かに香る程度」と評価もあり、「1か月程使用するとほぼ香りがなくなった」と耐久性にも疑問はあるようです。
これらの「匂わない」「うるさい」という問題は、使用するオイルに大きく左右される可能性があります。無印良品のエッセンシャルオイル以外を使用した際に「音がうるさく匂いも全然」だったものが、指定のオイルに変更したところ「音がとても小さくなった」「香りもすごい」と劇的に改善したケースが報告されています。これは、オイルの粘度や特性が機器の性能に大きく影響することを示しています。
さらに、構造的な欠点として「水を使わないので倒れても安心かと思いましたが、実際にはアロマオイルがこぼれてしまいました」といった液漏れのリスクの声もありました。
また、複数のオイルを使い分けると匂いが混ざる問題が詳細に指摘されており、こまめなメンテナンスやアタッチメントの交換（交換パーツは販売されていない）が必要になる可能性も考えられます。
2種の比較まとめ
どちらのモデルにも長所と短所があり、利用シーンや香りの好みによって評価が分かれることが分かります。以下の表に、口コミや検証から見えた主な特徴をまとめます。
| 比較項目 | 超音波式（コードレス含む） | 水を使わないアロマディフューザー |
| 香りの広がり | 拡散スピードが速い（検証あり） | パーソナルスペース向け（弱いと感じる人も） |
| 香りの強さ | ふんわりと優しい | オイル本来の香り（指定オイル使用時） |
| 静音性 | 日中は気にならないが、夜間は音が気になる場合も | 動作音がうるさいという口コミが多い（指定オイルで改善も） |
| 手入れ | 数日に1回、約3分半の水洗い・拭き取り | 基本はオイル補充のみだが、匂い混ざりや詰まり対策が必要 |
| 主な欠点 | 床が濡れる可能性、カビ対策が必要 | 動作音、香りの弱さ（指定外オイル時）、オイル消費、液漏れリスク、匂い混ざり |
アロマディフューザーで床がびしょびしょ？
超音波式のアロマディフューザーにおいて、「床がびしょびしょになる」という問題は、検索キーワードにも上がるほど多くの方が懸念する点です。これは無印良品の製品に限らず、超音波式全般の特性と言えます。
この現象は、機器の故障ではなく、超音波式の特性に起因します。超音波式は、水を振動させて微細な「水の粒（ミスト）」として空気中に放出します。これは水蒸気とは異なり、室内の環境によっては蒸発しきれずに重力で床に落ちてしまうのです。
特に、室温が低い、湿度が高い、または気密性が高く空気が循環していない部屋で長時間使用すると、床が濡れやすくなります。データベースの知恵袋情報でも、床から1mの高さに置いても濡れてしまうという事例が寄せられており、フローリングの劣化や壁裏のカビを心配する声が上がっています。
ミストの粒子が大きめの場合や、ミストの噴出が弱い場合（特に「弱モード」など）に、遠くまで拡散せずにすぐ落下してしまうことも原因として考えられます。
この問題への対策としては、ディフューザーの下に吸水性の高いトレーやマットを敷くことが最も手軽です。また、ミストが直接床に落ちないよう、ある程度の高さがある台（棚やスツールなど）の上に設置する、部屋の換気を行うかサーキュレーターなどで空気を循環させる、タイマー機能で短時間の使用に留めるといった工夫も有効と考えられます。
水を使わないアロマディフューザーは匂わない？
無印で買った水が要らないアロマディフューザーめっちゃ良い
ベルガモットの匂いだいすき pic.twitter.com/RpaKJK5Nbz
— きんちゃん (@r_369_ak) April 29, 2025
「水を使わないアロマディフューザー」は、オイル本来の香りが楽しめると期待される一方で、「匂わない」「香りが弱い」という口コミも少なくありません。
レビューでは、「全く香りがしない」「鼻を近づけても微かに香る程度」といった厳しい評価も見受けられます。また、最初は強く香っていたものの1ヶ月ほどで香らなくなったと言う報告もあります。
この原因としては、いくつかの可能性が考えられます。
第一に、このタイプ（ネブライザー式）は、水で薄める超音波式と比べて、香りを遠くまで拡散させる力が元々弱い特性があります。オイルの粒子を空気圧で噴霧するため、粒子自体が重く、遠くまで飛びにくいのです。そのため、デスク周りやベッドサイドといったパーソナルスペースでの使用に適しており、広い部屋全体を香らせる用途には不向きな場合があります。
第二に、前述の通り、使用するオイルの種類です。無印良品の説明書では自社オイルの使用が推奨されています。他社製の粘度の高いオイルなどを使用すると、ノズルが詰まり、噴霧できなくなるか、噴霧音が大きくなる可能性があります。
第三に、ノズルやチューブの詰まりです。数回で匂わなくなり、手入れをしても改善しないケースも報告されています。長期間使用しなかった場合や、粘度の高いオイル（ベンゾイン、ベチバー、ミルラなど）を使った場合に、オイルが固まって詰まりが発生しやすいです。
第四に、「匂い移り」の問題です。複数のアロマを使い分けると、チューブやアタッチメントに香りが残り、新しいオイルの香りが純粋に楽しめないという欠点があります。アタッチメントとチューブはアロマオイル毎の交換が必要かもしれませんが、交換パーツが販売されていない点も問題視しています。
対策としては、まず説明書通り無印良品の10mLエッセンシャルオイルを使用することが基本です。それでも香りが弱いと感じる場合は、設置場所をより近くにするか、機器のメンテナンス（説明書に沿った無水エタノールでの洗浄など）を試みる必要があります。
寿命と使い方・お手入れ
ラベンダーとスウィートオレンジの香りでｶﾃｷｮ頑張ります。無印のアロマディフューザー、手入れ楽で良いですよ♪ pic.twitter.com/JRjcwcMw7N
— e🍥 (@matsu_e_june) November 9, 2019
アロマディフューザーが「すぐ止まる」「香りがしなくなった」という場合、寿命や故障が疑われます。
レビューでは1ヶ月、もしくは数回で香りがしなくなったという報告があり、製品の耐久性や個体差に不安を感じる声もあります。知恵袋では「スイッチをオンにすると数分でランプが消えてしまう」といった不具合も寄せられています。
これらの不具合の多くは、お手入れ不足や不適切な使用方法に起因する場合があります。例えば、知恵袋の事例では、推奨されていない食用バニラエッセンスの使用が原因である可能性が示唆されています。
長く使い続けるためには、説明書に記載されたお手入れ方法を実践することが不可欠です。
超音波式のお手入れ
超音波式は、数日に1回、または使用しない期間が空く場合は、タンクの水を捨て、内部を柔らかい布で拭き取ります。水タンクや振動子（ミストを発生させる部分）の汚れは、綿棒に薄めた中性剤（食器用洗剤など）をつけて優しく掃除し、洗剤が残らないようしっかり拭き取ります。「コードレス超音波アロマディフューザー」に付属する抗菌カートリッジは、清潔さを保つ補助にはなりますが、これに頼りきらず、物理的な清掃と乾燥が最も重要です。
水を使わないアロマディフューザーのお手入れ
水を使わないタイプは、オイルの詰まりや匂い移りを防ぐため、説明書に従った定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンス用の空瓶に「無水エタノール」を入れて2時間稼働させる洗浄方法が推奨されています。しかし、この無水エタノールは薬局などで購入する必要があり、コストがかかります（「意外と高い」との指摘もあります）。また、この洗浄を行っても、匂い移りが完全には取れない場合があるようです。
寿命と保証について
無印良品の家電製品の保証期間は、基本的に購入から1年間です。この期間内であれば、レシートや保証書を提示することで交換や修理の対応が受けられる可能性があります。
ただし、推奨されていないオイルの使用、お手入れ不足、水濡れによる故障は保証対象外となることが多いです。保証期間を過ぎた場合の修理は難しいケースが多く、「修理不可」として買い替えを勧められる場合も少なくありません。
超音波式のカビ発生と対策
超音波式アロマディフューザーの最大の欠点の一つが、カビの発生リスクです。
このタイプは内部に水を溜めて使用するため、手入れを怠るとタンク内に水が残ったまま放置されることになります。知恵袋の投稿にもあるように、タンクの内部や振動子の周囲に黒ずみや黒カビが発生するケースは少なくありません。
カビが発生した状態で使用を続けると、カビの胞子や雑菌をミストと一緒に空気中に撒き散らすことになります。これを吸い込むことで、アレルギー症状（くしゃみ、鼻水、咳）や、ひどい場合には過敏性肺炎（加湿器病）といった呼吸器系の不調を引き起こす原因となり得ます。
カビの発生を防ぐためには、徹底した水分管理が求められます。
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使用後は必ず水を捨てる: 継ぎ足しでの使用は絶対に避け、毎回使い切るか、残った水は必ず捨ててください。
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定期的な清掃: 説明書に従い、数日に一度はタンク内部や振動子を清掃します。
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乾燥させる: 清掃後や、長期間使用しない場合は、内部を乾拭きし、蓋を開けたままにして完全に乾燥させることが大切です。
無印良品の「コードレス超音波アロマディフューザー」や「超音波うるおいアロマディフューザー」には抗菌カートリッジが付属していますが、これはタンク内の雑菌の繁殖を抑える補助的な機能です。カビの胞子自体を防ぐものではなく、またヌメリや水垢の発生を完全に防ぐものでもありません。したがって、カートリッジの有無に関わらず、こまめな清掃と乾燥が不可欠です。
無印のアロマディフューザーの欠点：その他Q&A
画像出典：https://www.muji.com/
- 人気の無印アロマディフューザーおすすめは？
- オイル選びの注意点
- コードレスモデルの利便性
- アロマディフューザーは体に悪い？
- 無印のアロマディフューザーの欠点：まとめ
人気の無印アロマディフューザーおすすめは？
買ってヨカッタものシリーズ
無印良品のアロマディフューザー
ベルガモットかヒノキがお気に入りです。 pic.twitter.com/oUySGqeO0X— けんけん (@SeasGo) March 4, 2025
無印良品では複数のアロマディフューザーが販売されており、それぞれ特徴が異なります。欠点を理解した上で、ご自身のライフスタイルに合ったモデルを選ぶことが後悔しないための鍵となります。
超音波アロマディフューザー（標準モデル・大容量モデル）
最も定番のタイプです。コンセント式で、「超音波うるおいアロマディフューザー」（タンク容量約350ml、適用約12～15畳）のような大容量モデルは、リビングなどの広い部屋にも対応します。ミストと香りを長時間楽しみたい方、加湿機能も多少期待したい方に向いています。ただし、ミスト量が多い分、床が濡れやすくなる可能性もあるため、設置場所や換気には工夫が必要です。
コードレス超音波アロマディフューザー
タンク容量120ml、適用約6～8畳とコンパクトで、コンセントの場所を気にせず、寝室や玄関など好きな場所に持ち運べるのが最大の魅力です。ただし、充電式（連続使用約2時間）のため、長時間の使用には向きません。
ポータブルアロマディフューザー
さらにコンパクトで、USB充電式の持ち運び専用モデルです。オイルを直接垂らすフェルト式（リフィル交換式）で、ミストは出ません。オフィスや車内、旅行先など、ごくパーソナルな空間で香りを楽しみたい方に適しています。ミストが出ないため床濡れやカビの心配はありませんが、香りの拡散力は非常に限定的です。
水を使わないアロマディフューザー
前述の通り、水を使わずオイル本来の香りを噴霧するタイプ（適用約4.5～8畳）です。カビや床濡れの心配がない一方、動作音、香りの拡散力、オイル消費量、メンテナンスの手間（匂い混ざり、ノズル詰まり）の面で注意が必要です。
オイル選びの注意点
アロマディフューザーの性能を最大限に引き出し、故障を防ぐためには、エッセンシャルオイル（精油）選びが非常に大切です。
第一に、無印良品のディフューザーは、基本的に無印良品で販売されているエッセンシャルオイルの使用を推奨しています。特に「水を使わないアロマディフューザー」では、10mLのボトルサイズが機器に合うよう設計されており、他社製オイルや粘度の異なるオイルの使用は、詰まりや故障の原因、さらには保証対象外となるリスクがあります。
第二に、オイルの特性を理解することです。柑橘系のオイル（オレンジ、マンダリン、ベルガモットなど）は香りが良い一方で、揮発しやすく消費が早いと感じる場合があります。また、柑橘系のオイルに含まれるリモネンという成分は、プラスチック（ディフューザーのタンクなど）を溶かしたり劣化させたりする性質があるため、使用後は特に念入りな清掃が必要です。
第三に、ペット（犬・猫）がいる家庭での使用には細心の注意が必要です。犬や猫は人間と体の仕組みが異なり、アロマ成分をうまく分解できません。特に、犬・猫にとって有毒といわれるティーツリー、ペパーミント、ラベンダー、柑橘系などの精油の使用は避けるべきです。アロマを焚きたい場合は、ペットがいない部屋で短時間にし、必ず換気を行い、ペットが自由に部屋から出られる状態を確保することが求められます。
コードレスモデルの利便性
10年くらい有線の無印アロマディフューザー使ってたけど劣化してたので収納具と共に買い替え。今のコードレスで充電式なの便利でいいね〜と思ったけど充電だと2時間しか持たんのね。まあそんなものか pic.twitter.com/x0QnCOYbMf
— 藤那トムヲ🦊【お狐神様のお嫁さん1️⃣2️⃣巻】配信中！🦆 (@f_tomuo) January 8, 2023
無印良品の「コードレスアロマディフューザー」（MJ-CAD2）は、その利便性の高さで人気があります。
最大のメリットは、電源コードの制約がなく、家の中の好きな場所へ自由に持ち運べる点です。コンセントがない玄関や洗面所、あるいはリラックスしたい寝室のベッドサイドなど、シーンに合わせて手軽に設置できます。USB充電式（Type-C）である点も、現代のライフスタイルに合っています。
また、電源コードはマグネット式を採用しており、万が一コードに足や手が引っ掛かった際も本体が倒れるリスクを軽減できる設計になっています。
一方で、デメリットも存在します。内蔵バッテリーでの連続使用時間は約2時間（6時間の充電が必要）と短めです。就寝時に朝まで使いたい、といった長時間の使用には向きません。有線での接続（約4時間使用可能）もできますが、それではコードレスの利便性が失われます。
また、充電残量が分かりにくいという点も指摘されており、使いたい時に充電が切れている可能性も考慮する必要があります。
アロマディフューザーは体に悪い？
「アロマディフューザーは体に悪いのではないか」という懸念は、主に三つの側面から生じていると考えられます。
一つは、機器の手入れ不足による健康リスクです。前述の通り、特に超音波式はカビが発生しやすく、清掃を怠るとカビの胞子や雑菌をミストと共に吸い込んでしまう恐れがあります。これがアレルギーや呼吸器系の不調（加湿器病など）を引き起こす原因となり得ます。
二つ目は、エッセンシャルオイルそのものが体に合わないケースです。口コミでも「臭くて頭痛い」といった投稿があるように、特定の香りが体調不良（頭痛、吐き気など）を誘発することがあります。また、オイルの成分がアレルギー反応や、化学物質過敏症のトリガーになる可能性もゼロではありません。
三つ目は、香りの強さによる不調です。たとえ「おやすみブレンド」のようなリラックス効果を謳った香りであっても、濃度が高すぎたり、長時間嗅ぎ続けたりすると、かえって交感神経が刺激され、睡眠の質を下げてしまう可能性があります。レビューで指摘される「動作音」と相まって、安眠を妨げる要因にもなり得ます。
これらのリスクは、アロマディフューザー自体が悪いというよりも、使い方や管理方法に依存します。 対策としては、機器を常に清潔に保つこと、使用するオイルが自分の体質や同居家族（ペット含む）に適しているか確認すること、使用中や使用後に体調の変化がないか注意し、適度に換気を行うことが挙げられます。
無印のアロマディフューザーの欠点：まとめ
無印良品のアロマディフューザーに関する主な欠点や注意点について、要点をまとめます。
- 購入前に欠点や口コミを確認することが後悔を防ぐ鍵となる
- 超音波式は床がびしょびしょに濡れる可能性がある
- 床濡れは室温、湿度、気密性が関係しており、対策が必要
- 超音波式は手入れを怠るとカビが発生しやすい
- カビ対策には使用後の水捨てと乾燥が不可欠
- カビや雑菌を吸い込むと健康被害のリスクがある
- 水を使わないモデルは「匂わない」「香りが弱い」という声がある
- 水を使わないモデルは「動作音がうるさい」という口コミも多い
- 水を使わないモデルは無印良品の指定オイル使用が推奨される
- 指定外オイルの使用は故障や性能低下の原因になり得る
- 水を使わないモデルは「匂い移り」や「液漏れ」の報告もある
- 水を使わないモデルの洗浄には無水エタノールが必要
- 口コミでは数ヶ月で香らなくなった、故障したという報告もある
- 保証期間は1年だが、推奨外の使用は保証対象外の可能性
- コードレスモデルは便利だが連続使用時間は約2時間と短い
- ペットがいる家庭では有毒となるオイルがあり使用に注意が必要
- お手入れ不足やオイルが体質に合わないと健康に悪影響も
- 各モデルの特性を理解しライフスタイルに合うものを選ぶ
