旅行や出張の準備をしているとき、スーツケースのサイズ選びで迷うことって多いですよね。特に38リットルという容量は、日本の航空会社で機内持ち込みができる最大級のサイズとして人気ですが、実際には何泊分の荷物が入るのか気になっている方も多いはず。せっかく買ったのに荷物が入りきらなかったり、逆に大きすぎて移動が大変になったりするのは避けたいところです。
この記事では、スーツケースの38リットルが何泊の旅に適しているのか、3泊4日や2泊3日の具体的なシミュレーション、さらに4泊5日を乗り切るパッキングのコツや航空会社の規定についても詳しくお話しします。修学旅行やビジネスでの利用を考えている方も、自分の旅のスタイルにぴったりのサイズ感を見つける参考にしてみてくださいね。
【この記事で分かること】
- 38リットル容量における宿泊数別の適応力と具体的なパッキング目安
- 夏場と冬場で変わる収納効率の違いと季節別の対策法
- ANAやJAL、LCC各社の機内持ち込みサイズ規定と重量制限の注意点
- フロントオープンやキャスターなど移動の質を高める機能的な選び方
スーツケースの38リットルは何泊に最適?宿泊数別に解説

まずは、38リットルという容量がどれくらいのポテンシャルを持っているのか、具体的な宿泊数と照らし合わせながら考えてみましょう。一般的に言われる基準と、実際の使用感には少し差があることも多いので、そのあたりを深掘りしていきたいと思います。
3泊4日の旅行で最も力を発揮する黄金の容量

スーツケース選びの基準として、昔からよく言われるのが「1泊につき10リットル」という計算式ですね。この基準で考えると、38リットルはまさに3泊4日の旅行にちょうどいい、いわば黄金のサイズ感だと言えます。
このサイズがなぜ「最強」と呼ばれるのかというと、単に3日分の荷物が入るからだけではありません。2泊3日の旅行であれば、現地でお土産をたくさん買ったとしても、そのスペースをスーツケース内部にしっかり確保できるくらいの「余白」があるからなんです。
私自身、短期の旅行や出張ではこのサイズを一番愛用していますが、3泊4日の旅程なら、着替え3日分、洗面用具一式、予備の肌着、ガジェット類、そしてちょっとした羽織りものを入れても、まだ少し余裕が残る感覚ですね。4日目にお土産を隙間に滑り込ませて、手ぶらで空港へ向かうことができる。この「余裕」こそが、旅の機動力を高めてくれるポイントかなと思います。
もちろん、荷物の量は人それぞれですが、標準的なパッキングをする人であれば、この38リットルという数字は、機内持ち込みの制限を守りつつ最大限の自由を享受できる、非常に戦略的な選択になります。
38リットルの宿泊数別適応シミュレーション:
- 1泊2日:かなり余裕あり。仕事道具や帰りのお土産をたっぷり入れたい場合に最適。
- 2泊3日:標準的な荷物量でジャストサイズ。少し厚手の服があっても安心。
- 3泊4日:効率的なパッキングでジャスト。短期旅行の定番スタイル。
- 4泊5日:工夫次第で対応可能。現地での洗濯やコインランドリー活用を前提にする。
夏なら4泊5日も可能なパッキングのコツ

旅行に行く季節によって、38リットルの「実質的な広さ」は驚くほど変わります。特に夏場は、衣類が一枚一枚薄くコンパクトなので、収納効率が飛躍的にアップしますね。
Tシャツやハーフパンツ、薄手のワンピースなどがメインのパッキングであれば、4泊5日の旅程でもこのサイズ一つで十分に完結させることが可能です。夏場は汗をかくので着替えを多めに持ちたいところですが、薄手素材なら2枚重ねても冬服1枚分以下の体積で済むのが強みです。
夏場のパッキングでさらに効率を上げるコツは、衣類を「畳む」のではなく、きつめに「丸める」ことです。隙間なく詰められますし、素材によってはシワにもなりにくいのです。また、最近のホテルはコインランドリーが充実しているところも多いので、3泊分だけ持って行って現地で一度回せば、5泊以上の長期旅行だって38リットルで軽快にこなせます。
重たいスーツケースを引きずって歩く夏場の移動は想像以上に体力を消耗しますから、このサイズに荷物をまとめて身軽に動けるメリットは、数値以上の価値があるかなと感じます。メッシュのパッキングキューブを使ってカテゴリーごとに分けると、中身がバラバラにならず、通気性も確保できるのでおすすめです。
冬の2泊3日でも安心な厚手衣類の収納術

逆に冬場は、38リットルの限界に挑戦する季節と言えます。ニットやフリース、ダウンといった厚手の衣類は、たった数枚でスーツケースの大部分を占領してしまいます。
冬の旅行でスーツケースの38リットルは何泊いけるかというと、現実的には2泊3日が一番安心できるラインかなと思います。何も考えずに詰め込んでしまうと、2日分の着替えと洗面ポーチを入れただけでファスナーが閉まらなくなる……なんてことも珍しくありません。
冬場のパッキングを成功させる秘訣は、何と言っても「圧縮袋」の活用です。掃除機不要の手巻きタイプを使えば、セーターなどのボリュームを3分の1以下に抑えることができます。
これは本当に魔法のようなアイテムなので、冬の旅には必須ですね。また、デッドスペースを徹底的に排除するのも重要です。スーツケースの底にはキャリーバーが通っている2本の出っ張りがありますが、この溝の部分に丸めた靴下やインナーを詰め込んで「平らな土台」を作ってみてください。
その上に大きな衣類を載せると、驚くほど安定して多くの荷物が入るようになります。さらに、最もかさばるコートやジャケットはパッキングせず、移動中に着用して持ち運ぶのが、38リットルを賢く使いこなす鉄則です。
冬のパッキングにおける注意点:
厚手の服は重さもそれなりにあります。容量に余裕があっても、後述する機内持ち込みの重量制限(LCCなら7kgなど)を超えてしまうリスクがあるため、パッキング後の総重量にも気を配ってくださいね。
修学旅行や短期出張で選ばれる機動性の高さ

38リットルサイズは、学生さんの修学旅行や、ビジネスパーソンの短期出張において不動の人気を誇っています。
特に修学旅行の場合、学校側から「機内持ち込みサイズ以内に収めてください」というルールが出ることも少なくありません。100席以上の国内線で持ち込める最大サイズがこの38リットルクラスなので、限られた条件の中で「一番たくさん荷物が入るもの」を選ぼうとすると、自然とこのサイズに行き着くわけです。
2泊3日前後の日程が多い中学校・高校の修学旅行では、生徒さん一人の力でも階段の上り下りや列車の棚への上げ下ろしがしやすいこの重さが、安全面でも推奨されます。
一方で出張の場合、空港に到着してから預け荷物の回転レーンで自分のバッグを待つ時間は、忙しいビジネスマンにとって大きなロスですよね。38リットルなら飛行機から降りてそのまま出口へ直行できるので、取引先との約束や次の移動に即座に移れます。
機内持ち込みを前提とすることで、ロストバゲージのリスクを完全に回避できるのも、絶対に遅れられない仕事の旅では大きな安心材料になります。
ビジネス用途なら「PC収納」の有無をチェック
出張で使うなら、メイン収納とは別にノートパソコンを保護しながら収納できるスペースがあるモデルが便利です。空港の保安検査場でパソコンだけをサッと取り出せるスマートさは、一度体験すると手放せなくなりますよ。
フロントオープン型で荷物の出し入れを快適に

最近のスーツケース選びで、38リットルクラスを選ぶならぜひ検討してほしいのが「フロントオープン(前開き)」機能です。
従来のスーツケースは床に寝かせてパカッと真ん中から開く必要がありましたが、フロントオープン型なら立てたまま前面のポケットを開けることができます。これ、空港のロビーや新幹線の座席、あるいはカフェなどで荷物が必要になったときに、本当に革命的な便利さを発揮するんです。
たとえば、移動中に急に雨が降ってきたときの折りたたみ傘や、冷房が効きすぎている機内で羽織りものを取り出したいとき。周囲の目を気にしながらスーツケースを広げる必要がなく、スマートにアクセスできます。
ただし、注意点が一つだけ。フロントポケットの構造上、メインの収納スペースがその分少し削られてしまうモデルが多いです。カタログスペック上の「38リットル」という数値は同じでも、実際にメインスペースにパッキングできる量は、従来の両開きタイプよりわずかに少なくなる傾向にあります。
とはいえ、そのわずかな差を補って余りあるほどの利便性がフロントオープンにはあるので、頻繁に荷物を出し入れするタイプの人には強くおすすめしたいですね。
イノベーターなど人気モデルの収納力を比較

38リットルという容量を標榜している製品は数多くありますが、ブランドによって設計思想はかなり異なります。例えば北欧デザインで大人気の「イノベーター(innovator)」、特にINV50というモデルは、このクラスの完成形の一つと言ってもいいかもしれません。
前面だけでなくミドルスペースからも荷物が出し入れできる特殊な3層構造を採用しており、限られた38リットルをいかに使い勝手良く仕切るか、という点にこだわっています。
| モデル名 | 容量 | 自重 | 特徴 | おすすめユーザー |
|---|---|---|---|---|
| イノベーター INV50 | 38L | 3.3kg | フロント・ミドル開閉、HINOMOTO静音輪 | デザインと機能両立派 |
| サムソナイト B-Lite 4 | 38L (拡43L) | 2.1kg | 超軽量ソフトケース、拡張機能あり | LCC利用が多いミニマリスト |
| エース HaNT mine | 33L〜38L | 2.7kg〜 | 女性専用設計、内装デザインが可愛い | 女子旅・おしゃれ重視派 |
| ニューリップ 0201 | 40L (拡49L) | 3.2kg | 圧倒的な拡張力、コスパ最強 | 買い物大好き・予備の1台 |
このように、同じ容量帯でも「軽さ」を追求するのか、「整理のしやすさ」を重視するのかで選ぶべき一台は変わってきます。自分の旅行スタイルが「とにかくLCCで安く身軽に」なのか、「仕事道具を完璧に管理してスマートに」なのか、振り返ってみると納得のいく選択ができるはずですよ。
スーツケースの38リットルは何泊まで機内に運べる?規定を確認

38リットルのスーツケースを選ぶ最大の動機は「機内持ち込み」ができることですよね。でも、実はメーカーが「機内持ち込み可」と謳っていても、すべての航空会社で通るわけではないんです。ここでは失敗しないための具体的なルールについて詳しく見ていきましょう。
ANAやJALの機内持ち込み規定をクリアするコツ

日本国内のフルサービスキャリア(JALやANAなど)で、一般的に機内持ち込みができるサイズは「3辺の合計が115cm以内」かつ「55cm×40cm×25cm以内」と定められています。
38リットルという容量は、この55×40×25cmというボックス状の制限を、数学的にほぼ限界まで使い切って設計された数値なのです。つまり、これ以上の容量(例えば42リットルなど)を目指そうとすると、どこかの辺が規定をオーバーしてしまう可能性が高くなります。
ここで注意したいのは、航空会社が測るのは「外装の総寸法」だということ。キャスターの高さや、ハンドルの出っ張り、さらには外ポケットに荷物をパンパンに詰めて膨らんだ状態の厚みまで含まれます。カタログ上の38リットルであっても、荷物を詰めすぎて厚みが25cmを超えてしまうと、空港のサイズ計測器に入らずに預け入れを求められることもあります。
パッキングの際は、無理に押し込んで形を歪ませないように気をつけてくださいね。なお、この規定は「100席以上の機体」が対象です。地方路線などで使われる小型機(100席未満)の場合は、合計100cm以内とさらに厳しくなるため、38リットルは持ち込めないことがほとんど。事前に搭乗する機種をチェックしておくのが安心です。
LCCの7kg制限対策には超軽量モデルが必須

ピーチやジェットスターといったLCC(格安航空会社)を利用する場合、サイズ以上に頭を悩ませるのが「重量」の問題です。多くのLCCでは、機内持ち込みができる手荷物の合計重量が「7kg以内」に厳しく制限されています。
ここで盲点なのが、スーツケース本体の重さ。38リットルクラスの標準的なハードケースだと、空の状態でだいたい3.2kg前後のものが多いです。つまり、中身として入れられる荷物は「4kg弱」しかないということになります。
4kgというと、パソコン1台、着替え2日分、モバイルバッテリー、ちょっとしたポーチを入れたらもう限界に近い数値です。もしあなたがLCCを頻繁に利用するなら、38リットルの容量を活かしきるために、本体重量が2kg台前半の「超軽量モデル」を選ぶことが、快適な旅への一番の近道になります。
最近ではサムソナイトのシーライトのように、特殊な素材を使って極限まで軽量化したモデルもあります。価格は少し上がりますが、超過料金を何度も払うことを考えれば、初期投資として十分に元が取れるかなと思います。空港のカウンターでドキドキしながら重さを測るストレスを減らすためにも、軽さは正義ですね。
エキスパンダブル拡張機能で帰りのお土産も安心

旅行中、どうしても避けられないのが「帰りの荷物が増える」という問題。行きは38リットルでピッタリ収まっていても、現地で買ったお土産や旅の思い出が入りきらなくなるのはよくある話です。
そんなときに救世主となるのが、真ん中のファスナーを開くとマチ幅が数センチ広がる「エキスパンダブル(拡張)機能」です。これがあるモデルなら、必要に応じて容量を43リットルや45リットル程度まで一時的にアップさせることができます。
エキスパンダブル活用の戦略:
往路:拡張ファスナーを閉じて「機内持ち込みサイズ」としてスマートに搭乗。
復路:お土産が増えたらファスナーを開いて容量を拡大。規定サイズを超えるため、帰路だけは「預け入れ荷物」として預ける。
この「可変性」こそが、38リットルモデルを最強の万能サイズたらしめている理由の一つです。常に大きなスーツケースを持ち歩くのは大変ですが、必要な時だけ大きくなるなら邪魔になりません。
特に「38リットルは何泊いけるか」と不安に思っている方は、この拡張機能がついたタイプを選んでおけば、もしもの時の「バックアップ」があるという安心感とともに旅を楽しめるはずですよ。
ストッパー付きダブルキャスターで移動をスムーズに

スーツケースの使い勝手を左右するのは、実は収納力よりも「足回り」だったりします。特に38リットルサイズは、公共交通機関での移動が想定されるコンパクトなサイズ感ゆえに、駅のホームや電車内での挙動が重要になります。
選ぶ際のポイントは、一つの脚に2つの車輪がついた「ダブルキャスター」であること。接地面積が増えるため、ヨーロッパのような石畳や、ちょっとした段差でも安定して走行でき、手にかかる負担が激減します。
さらに、私が個人的に「これだけは外せない」と思っているのが、キャスターストッパー(ブレーキ)機能です。電車やバスで座っているとき、スーツケースが勝手に転がっていかないように両足で挟んで固定するのって、意外と疲れますし、周囲への気も使いますよね。ワンタッチで車輪をロックできる機能があれば、揺れる車内でも手を離してゆったり過ごせます。
特にイノベーターなどのように、手元のスイッチで簡単に操作できるタイプは本当に楽。この機能は単なる便利グッズではなく、不意の転倒や事故を防ぐ安全装置としても非常に優秀です。高品質な「HINOMOTO(日乃本)」製の消音キャスターを搭載していれば、早朝や夜間の住宅街でもガラガラ音を気にせず歩けるので、旅の質が一段階上がりますよ。
結論としてスーツケース 38リットル 何泊 の旅に最適か
ここまで詳しく見てきましたが、結論として「スーツケース 38リットル 何泊 がベストか」という問いへの答えは、ズバリ「2泊3日から3泊4日」です。このサイズは、現代の航空規定の中で最も効率よく、かつ機動力を損なわずに旅ができる「自立した旅行者」のためのツールだと言えます。
夏場なら、工夫次第で5泊以上の旅だってこなせるポテンシャルを持っていますし、冬場であっても圧縮袋を活用すれば3泊程度なら余裕を持って対応できます。
機内持ち込みという特権を最大限に活かしつつ、必要十分な荷物を運べる38リットル。この小さな空間に、自分の旅に必要なものだけを厳選して詰め込む作業は、ある意味で旅の醍醐味そのものかもしれません。
あなたの次の旅が、この38リットルの相棒とともに、より自由で軽快なものになることを願っています!
最終的な判断は自己責任で:
本記事で紹介した宿泊数や航空規定、重量制限などの数値はあくまで一般的な目安です。実際のパッキング量や各航空会社の最新の規定、搭乗する機種などによって条件は異なります。必ず事前に利用する航空会社の公式サイトや、検討されている製品の詳細スペックをご確認の上、ご自身の判断でご購入・ご使用ください。
